『君の名は。』の世界は現実に起こりうる!? “過去を物理的に変える”カウンセラーの周りで起きる超常現象の数々
失恋、離別、仕事の失敗……ほとんどの人が、過去に戻って消し去りたくなる不都合な経験を持っているだろう。「あれさえ起きなければ、今頃上手く行っていたかもしれない」と思うことは一つや二つではないはずだ。
「私のカウンセリングは、占いでも心理学でもない。物理現象として現在、過去、未来を思うように変え創造するものです」
そう話すのは、スピリチュアルカウンセラーの姫川理里愛氏である。彼女が一体、何を言っているのか理解できない人も多かろう。
2015年に姫川氏が自身の体験を綴るために開設した「過去を変えるブログ」が徐々に反響を呼び、全国津々浦々から相談者が殺到。「過去が変わった!」「ないはずのものが出てきた」などの実例が相次ぎ、「謎のスピリチュアルカウンセラー」として局地的に話題となっている。
以下、大から小までさまざまだが、姫川氏自身とその周辺で起きた「超常現象」の一例だという。
・突然様々な出来事が起こり、トランプ大統領就任式に招待され参加
・ある人と連絡を取りたく、仲介者に電話をかけたらその本人にかかった(本人の連絡先は電話帳に登録されていなかった)
・知人の子供の数が変わっていた(最初からその人数であるということになっていた)
・絶対にあるはずのない場所からお金が出てきた
・申し込んでいない抽選に当たった
・数ヶ月前に初対面をした人と、状況を変えて再び初対面として出会った
・時間が巻き戻った
・ネット上に掲載した文章の文字が勝手に変わっていた
・花束の本数が増えた
などなど……
姫川氏の言う「過去が変わる」とは、正しくは「現在の状態が、因果と無関係に変化すること」を意味する。
◆トランプ大統領就任式に参加するというパラレルに接続!
たとえば米大統領就任式に参加した人のケース。
就任式には日本からDr.コパが参加したことが知られているが、招待されるにはコネクションが必須で、その上数百万円から億単位と言われる参加費を払えなければならない。
「その人はホワイトハウスとまったく縁故のない一般人だったのに、『行ってみたい』と言っていたらある日突然招待され、参加費もなぜか工面できたのです」
数少ない日本からの招待客となったその人は、その後の祝賀パーティーにも参加できたという。
「占いや霊視などでわかることは、無限に存在する並行世界の分岐先の一つに過ぎない。どの世界に行くかは、結局のところ自分の意識が決めているので、そのお手伝いをすることにしました」と話す姫川氏。
並行世界は「パラレルワールド」、または多次元世界とも呼ばれ、今ある世界とは別の自分が、別の次元で同時に存在しているという考え方に基づくものだ。
『君の名は。』『LA・LA・LAND』といった、パラレルワールドを素材にした作品が立て続けにヒットしているのも「並行世界の存在を知らしめ、移行できるようになる準備が整いつつあるから」だと姫川氏は話す。
『君の名は。』にあったように「初めて会った気がしない」「どこかで会った気がする」といった現象は時折あるが、それは並行世界で会っていた可能性があるからなのだという。
◆世界は毎秒毎秒、分岐している
パラレルワールドについては主に、ニューエイジ界で古くから強い支持を集めている宇宙的存在「バシャール」の教えが基礎となっている。
バシャールによると「今」とは、独立した無数の瞬間の蓄積であり、過去・現在・未来は実態として存在しない。世界の分岐は自分の「波動」(観念や思考)によって毎瞬間決まり、因果や連続性とは本来無関係のホログラムであるという。一種の哲学のようであるが、バシャールはこれを物理学であると説くのだ。
この説は量子力学とも共通部分があるとして、しばしばバシャールと両輪で語られる。
量子力学においては物質は特定の場所に固定されておらず、観測することで姿を現す。簡単にいえば背後に山があるとしても、振り向かない限りそこに山は存在しないといった考え方だ。
これを補強しているのが60年代から80年代にかけて各国の物理学者が検証を重ねた「二重スリット実験」である。同じ物質が観測方法によって粒子と波動の二つに姿を変えてしまうという実験結果は物理学界の常識を大きく揺るがすばかりか、バシャールの説を裏付けるものとしてスピリチュアル界でも話題になった。
昨今ではハーバード大学の宇宙物理学者リサ・ランドールなど、多次元宇宙論を提唱する科学者も少なくない。
◆記者にも不可思議な現象が……
とはいえ量子力学がパラレルワールドを実証した例はなく、賛否両論が起きているのも確かだ。全面的に信じることは困難である。荒唐無稽なことを話し、自身の能力を「盛る」スピリチュアル関係者は掃いて捨てるほどいる。記者も当初は、話半分に聞いていた。
しかしほどなくして、ある出来事が起きた。
取材当日、記者の自宅のトイレの水は、タンクに入れる青色の固形洗浄剤が尽き、ほとんど無色透明だった。入れてから一ヶ月は経過していたので、通常どおりの状態だ。商品説明にも「持続期限は3週間から一ヶ月」とある。
しかし数日後トイレを流すと、入れたばかりのように不透明で真っ青な水が流れ出てきた。溶け残りがあった可能性もあるが、容量がなくなる期限をとっくに超えたにもかかわらず水の色は濃くなる一方だった。
「いつまで出続けるんだろう」と思いながら数日が過ぎようとした頃、さらに衝撃的な現象が。あれだけ青かった水が突然、また無色透明に戻ったのだ! トランプ大統領就任式に参加した事例に比べるとあまりにも地味だが、記者はいまだにこの現象を理解できずにいる。
また、これだけならば記者の勘違いか精神疾患として片付けることができそうだが、同行していた某媒体編集Sにも異変が起きた。
「その後、名刺が足りなくなったので部下に頼んで発注したら誰だかわからない別人の名刺が刷り上がってきたんです。会社に入って5年、こんなことは一度もなかったのですが……」(S)
さらに「帰宅したら、パスワードを入れないとログインできないようにしていたMacが、勝手に起動した。まるでそこに別次元の誰かがいるかのようでした」とも。
姫川氏は、これらを「私と関わったことにより、並行世界の存在を信じられるようなサインが起きている状態」だと話す。では、並行世界が実際にあるとするならば、自分が望むパラレルに移行するスイッチはどこにあるのか? 姫川氏は「腑に落ちること」であると話す。
「どんな現実でも創造可能なのが並行世界。ただ、腑に落ちるといっても簡単ではないのは確かです。『君の名は。』のようなことをいきなり信じられる人などいない。幼い頃からパターン化し幾重にも重なった思考や観念が邪魔をするからです。これまでの常識や思い込みを外し、100%信じ切ることができればその瞬間から変わることができます。私は、その物理現象を起こすためのお手伝いをしているだけです」
◆死者との再会も理論上は可能? 別の次元に移行したら、記憶も差し替わる
姫川氏のクライアントには、「亡くなった人を生き返らせたい」と依頼してくる人もいる。いくらなんでも死者を蘇らせることなどできないだろうが、姫川氏は腑に落ちることさえできれば、それも不可能ではないと話す。
一体、どういうことなのか。
「死んだ人を蘇生させるのではなく、観測者(=自分自身)が『その人が死んでいない世界に移行する』という考え方が正解。死んでいない分岐に移行できた場合、死の記憶は消え『そういえば、あの人が死んだ夢を見た』という認識に変わる。こちらの世界では亡くなってしまったとしても、まだ生きている世界が別に分岐しているというわけです」
過去の因果や連続性は意味を持たないパラレルワールドの法則では、毎瞬毎瞬まったく新しい世界を無自覚に移行しているため、理論上はそのようなことが可能なのだという。
それを実証するかのように、息子の非行と不登校に困っていた相談者が姫川氏の話に納得して帰宅したところ、息子の人格が別人のように変わり、翌日から学校に通いだしたという。
はたして、姫川氏の言うパラレルワールドとは本当に存在するのか? 常識を超えた実例が積み重なるうちに明らかになるのかもしれない。
