「非常に痛い、液体かけられた」正男氏 最後の言葉
金正男(キム・ジョンナム)氏殺害についての最新情報です。マレーシアから報告です。
17日になって正男氏が亡くなる直前の最後の言葉が明らかになりました。地元メディアによりますと、逮捕された女2人が空港で毒物をかけた際に正男氏は英語で「非常に痛い、非常に痛い。液体をかけられた」と空港職員に訴えたということです。そして、これが最後の言葉になったと伝えています。また、マカオに住む正男氏の2番目の妻が中国政府に対して「マレーシアの中国大使館に遺体を引き渡してもらえるよう助けてほしい」と要請したということです。これに対し、中国側の反応は明らかになっていません。ただ、欧米メディアによりますと、マレーシア側はどの遺族や親族からも身元確認や遺体の引き渡し要請はないとして、求める場合にはDNAの提供が必要との認識を示しているということです。現在、正男氏の死因を特定するため、専門家による分析が行われている最中で、1週間ほどかかる可能性があります。遺体の扱いを巡る動きは、なおも長引く可能性があります。
正男氏の遺体の引き取りは?毒の種類の報道も…
正男氏の遺体は依然、病院の施設に収容されているとみられます。北朝鮮大使館の関係者が遺体を引き取りに来るのではないかということで、病院には17日午前から多くの報道関係者が集まっていますが、17日はこれまでのところ車の出入りなどはありません。捜査の最新状況ですが、これまでに男女3人が逮捕されています。朝の現地の新聞などは、捜査関係者の話として、犯行に使用された毒の種類について大きく報じていました。フグの毒やリシンなどが使われた可能性があるということです。捜査当局は容疑者立ち会いのもと、犯行現場となった空港で実況見分を行うなど捜査を進めています。正男氏の死因などはまだ明らかになっていません。捜査当局は依然、逃走中とみられる4人の男らの行方を捜しています。
金正男氏殺害 事件前日に“6人”でリハーサルか
北朝鮮の金正恩委員長の兄・金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件で、17日未明に実行犯とみられる女2人を現場に立ち会わせ、実況見分が行われました。マレーシアから報告です。
金氏の遺体の一部は現在、鑑識に回されている模様で、担当者は「結果が出るのはまだ分からない」としています。今後、捜査が終わり次第、遺体は北朝鮮大使館に引き渡される見通しで、それがいつになるのか注目が集まっています。捜査の状況ですが、目撃者によりますと、未明に逮捕された女2人を空港に立ち会わせ、警察による実況見分が行われました。事件の起きた自動チェックインカウンターなどを重点的に調べたということです。この目撃者は事件当時も現場近くにいましたが、事件に全く気付かなかったということです。さらに、韓国メディアによりますと、マレーシア警察は金氏の遺族にDNAデータの提供を要求したということです。また、地元メディアによりますと、事件前日の午前中に、実行犯とみられる女2人を含む6人が空港でスプレーをまいているような様子が監視カメラに映っていたということです。その際の様子ですが、何か遊んでいるような感じだったということです。つまり、前日にリハーサルが行われ、綿密に計画が練られていたものとみられます。今後の動きですが、警察は現在、逮捕している女2人の拘留期限を延ばしてさらに取り調べを進めるほか、行方が分かっていない複数の男を全力で捜しています。
