初代iPhone発売から10周年を迎える2017年、11万円超?新型「iPhone 8」の噂に悲鳴

11万円超? 新型「iPhone 8」の噂に悲鳴

初代iPhone発売から10周年を迎える2017年。今年発売の新型機では特別モデルが登場するとみられ、早くも噂が飛び交っている。

米国メディア「Fast Company」によれば、今年は4.7インチ型の「iPhone 7s」と5.5インチ型の「iPhone 7s plus」とともに、「iPhone 8」(もしくはiPhone X)と称される5.8インチ型のOLED(有機EL)ディスプレイ採用モデルが発売される見込み。さらに、ホームボタンはおろか、側面にある物理ボタンが消える可能性さえあるようだ。しかし、その分コストがかかり、1000ドル(約11万4000円、2月13日現在)を超える価格になるかもしれないという。

また、Apple情報サイト「MacRumors」が公表したミンチー・クオ氏(※)のメモによると、「iPhone 8」を含む3モデルすべてがワイヤレス充電機能を搭載すると予測されている。ワイヤレス充電機能は内部温度が上昇しやすく、OLEDディスプレイとガラス素材でボディが構成される「iPhone 8」にとって誤作動の原因になりやすい。そのため熱対策を施す必要があり、コストがかかる原因になると予想されるのだとか。

※Appleの情報に精通しているKGI証券のアナリスト

これらの噂に対してTwitterでは、

「iPhone 8かーワイヤレス充電魅力的!」

「iPhone 8有機ELディスプレイ搭載してるのはあついな」

と機能面の充実については好印象を持つ人がいる反面、

「iPhone 8 11万越えとか…やめてくれよー」

「iPhone 8ばか高いやん(笑)機能とかよくなっていったらやっぱ値段も上がるか」

「うーん128GBだと税込15万くらいいきそうやなぁ、、さすがに厳しいよね」

など、予想価格に対しては悲鳴が上がっているところ。

昨年の秋以降、円安ドル高の傾向が強まっており、日本での購入価格の高騰に一役買ってしまうおそれも…。機能面の充実はもとより、為替レートの影響も含めて、「iPhone 8」はまさに“プレミアムなiPhone”となりそうだ。

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今日で生誕10周年!『iPhone』が何を変えたのか考えてみた

短期連載/iPhoneに再定義されたもの ~iPhoneが登場し、この10年で変わったこと、変わらなかったこと~

第1回:携帯電話は再定義され、iPhoneの優位は変わらなかった

「アップル、iPhoneで携帯電話を再定義」。

 いまから10年前の2007年1月9日(米国西海岸標準時、日本時間では1月10日)、アップルがiPhoneを発表した。当時のリリースにはiPhoneについて

<革新的な携帯電話、タッチコントロールの付いたワイドスクリーンiPod、そしてデスクトップパソコン並のメール、ウェブブラウズ、検索、マップ機能を持つ画期的なインターネット通信デバイスという3つの製品を、1つの小型軽量ハンドヘルドデバイスに一体化した「iPhone(アイフォン)」を発表しました。iPhoneは、大型のマルチタッチディスプレイと先駆的な新しいソフトウェアをベースとする全く新しいユーザインターフェイスを実現し、ユーザは指だけでiPhoneを操作することが可能です。iPhoneはまた、これまでのモバイルデバイスには見られなかったパワフルで洗練されたソフトウェアの時代の到来を告げ、携帯電話の可能性を完全に再定義します。/「iPhoneは他のどの携帯電話よりも文字通り5年は先行した革命的で魅力的な製品です。我々は究極のポインティングデバイスである指を持っています。iPhoneはその指を使ってマウス以来最も革命的なユーザインターフェイスを実現します
と、アップルのCEO(最高経営責任者)、スティーブ・ジョブズは述べています。>と説明している。

これを見たとき、“携帯電話を再定義”という表現がとても野心的で、iPhoneが5年先行した魅力的な製品というのは妙に具体的であることが印象に残ったことを覚えている。

 それから10年。携帯電話は“ガラケー”とほぼ同義となり、たしかに携帯電話は再定義された。というか、多くの人が使わなくなった。それまで私たちが携帯電話に求めていたことは、スマホやタブレットなどのスマートデバイスが担うようになったためである。また5年先行した魅力的な製品というのも、あながち外れてはいないというのが率直な印象である。世の中には様々な情報があるので、何が本当なのだろうと自分自身で確かめるべくAndroid搭載機を試してみるのだが、iPhoneと多少違いがあっても、圧倒的に劣ることを挙げるのは難しい。私の偏見かもしれないと何度も自問し、その偏見を取り払ってくれることと期待するが、実際には裏切られ続けている。もちろんGoogleのサービスを使うならAndroidのほうが優れているし、『iPhone 7』登場以前には、防水機能やFeliCa機能については我慢するしかなかった。またMVNO(ドコモ、au、ソフトバンクなどから通信設備を借りて通信サービスを提供する通信事業者)の勢力拡大に伴い、手頃な価格のSIMフリースマホが量販店などでも扱われるようになった。そのため機種選びの際は、機能・性能と価格のバランスも考慮できるようになった。

 とはいえ、同価格帯の機種で比較すればiPhone優位の状況は変わったようには思えない。むしろエントリーモデルの『iPhone SE』の登場や、中古市場が整いつつあるため、誰もがiPhoneを手にしやすくなったとの見方も成り立つ。5年先行しているかどうかは別として、その優位は続いている印象がある。

少々前置きが長くなったが、iPhoneが登場した10年を節目に、何が変わり、その一方で何が変わらないのかを、さまざまな角度から書いてみたいと編集担当I氏に相談したところ、この連載の機会をいただいた。ときには資料を漁り、ときには当事者にインタビューするなどして、読者の方々と一緒にiPhoneをキーワードにしてこの10年を振り返り、そこから透けて見えてくる今後の光景を探りたいと思っている。もしiPhone優位を揺るがす話があれば、その声をもとに双方向な記事をするのも面白いかもしれない。

 当初は、iPhoneが何を変えたのかを浮き彫りにしていきたい。

 気がつけば国内のスマホメーカーは、電子情報技術産業協会(JEITA)と情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)が発表する移動電話国内出荷台数実績のなかでは、京セラ、シャープ、ソニーモバイルコミュニケーションズ、富士通の4社。このうちシャープは鴻海傘下となり、ソニーモバイルは2012年にソニー・エリクソンとの合弁事業を解消して誕生した新会社。富士通は東芝との合弁事業を解消し、現在は富士通コネクテッドテクノロジーズが事業を行なう。KDDIの筆頭株主の京セラのみは10年前と同じ経営体制で事業を行なうという状況は何を示しているのか。またスマホ普及とともに日本での存在感が増したSAMSUNGは、海外で起きた事故の影響で新機種の国内販売が見送られる一方、中国のファーウェイが足場を固めようとしている。この栄枯盛衰のうち、私から見えた景色も残しておきたいからである。

 iPhone発表当時は10年後のソフトバンクが、米国の通信事業者Sprintや英半導体大手のARMを傘下に収めるなどとは想像できなかったろう。また10年前の国内スマホシェアNO.1はWindowsMobile搭載機を積極的に投入していたWILLCOMであり、同社は紆余曲折を経てソフトバンク傘下となり、いまはY!mobileとなってMVNOキラーになっている。KDDIが社内の“スマートフォン時期尚早論”を封じ込め、Android搭載機、そしてiPhone導入へと舵を切り、4G時代には足枷となっていたCDMA方式からLTEへの移行が実現できたのは田中孝司社長の手腕によるところは大きい。携帯電話番号持ち運び制度導入以降に加入者を減らし続け、iPhone導入を最後まで拒んだドコモは、通話し放題などを含む新料金プランや、長期契約者優遇などをすることで巻き返しを図りつつある。こうした通信事業者についても触れていきたい。

 またiPhoneが何を変えたかという問いを考えていくと、何を壊したかも浮き彫りになる。

『iPhone 7』が登場したことで、ガラケー時代の機能はワンセグなどのテレビ放送受信機能を除けば概ね搭載されたといえるからだ。逆に、民放キー局なども参画して、ケータイでテレビが見られることを目指したNOTTVは2016年6月末にサービス終了してしまった。またドコモは2016年内にiモード対応機(『らくらくホン』をのぞく)の出荷を終了し、在庫限りで販売を終了する。現在同社には約1800万契約ものiモード契約数があるが、今後はどうなるのか。『らくらくホン』は2011年7月に累計で2000万台を突破しているので、このユーザー向けにiモードは続けるということのようだが。

 普段のニュースでは意外と語られていないことも、10年という時間の幅のなかで捉えてみたいからだ。

 連載タイトルの「iPhoneに再定義されたもの」には、ガジェットやサービス以外に私たちの生活も含まれる。iPhoneの登場でスマートデバイスが普及したことで、いつでもどこでもインターネットが使えるようになった。それよって便利さを享受する一方で、人と会っているときにもスマホを眺めながら別の人とやり取りをしていたり、電池切れなどでスマホが使えなくなると非常に困ってしまうなど、生活にも影響を及ぼすようになってきた。このようにスマホに再定義された生活についても、関心を向けたいと考えている。

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iPhoneの2017年モデルは革新的なカメラ搭載か

 米マックルーマーズなどの海外メディアの報道によると、「iPhone 8」の名称で発売されると噂されている、米アップル製スマートフォンの2017年モデルは、カメラに革新的な機能が備わる見通しだという。

■ 自撮り用カメラで顔認証や虹彩認証

 この話題の情報源は、アップル製品の市場動向やサプライチェーン情報に詳しく、新製品や発売時期を当ててきたことで知られる台湾KGI証券のアナリスト、ミン・チー・クオ氏。

 同氏によると、次期iPhoneの前面カメラ、つまり自分撮り用カメラには、従来と同じカメラモジュールのほか、画像の立体情報を得るための2つの赤外線モジュールが搭載されるという。

 これにより、前面カメラで被写体の構成要素のそれぞれの位置や奥行きといった立体情報が得られるようになる。これが何に利用できるかというと、これまでもiPhoneに搭載されるとの観測が出ていた、顔認証や虹彩認証の機能だという。

 これに先立ち同氏は、アップルがより高度のセキュリティ機能を実現するために、iPhoneの将来版で指紋認証機能「Touch ID」を廃止し、顔認証機能を導入すると報告していた。今回の報告で、それが今年発売のモデルになる可能性があると同氏は指摘している。

(参考・関連記事)「アップル、将来版iPhoneで顔認証システム搭載か」

 こうした立体情報を得られるカメラを使うと、利用者は自分撮りの3D(3次元)画像をゲームに登場するキャラクターの顔として使ったりすることもできる。将来は仮想現実(VR)や拡張現実(AR)への応用も考えられるという。

■ 買収したイスラエル企業の技術を採用

 なお、アップルはこうしたカメラ機能を実現するために、2013年に買収したプライムセンス(PrimeSense)というイスラエル企業の技術を使うようだ。

 この企業は、米マイクロソフトのジェスチャー入力コントローラー「Kinect」の初代機に技術を提供したことで知られていた。

 その技術は、カメラとセンサーを用い、3D空間における物体の奥行きなどを検知するというもの。人物やその動きを認識でき、ビデオゲームやテレビのコントローラーに代わる入力装置に利用できるため、アップルはこの技術をパソコンやiPhone、iPadなどに導入する可能性があると、米ウォールストリート・ジャーナルは伝えていた。

■ 2017年モデルには無線充電搭載か

 クオ氏は次期iPhoneについて、このほかにもさまざまな予測をしている。

 同氏はiPhoneの2017年モデルについて、現行のiPhone 7と同7 Plusのデザインを踏襲した2モデルと、まったく新しいデザインを採用した最上位モデルの計3種が用意されると予測している。そして、それらのすべてに無線充電機能が組み込まれる見通しだという。

 このうち最上位モデルは、iPhoneとして初のOLED(有機EL)ディスプレーが採用され、ディスプレーの端部分がカーブした縁のないデザインとなり、本体背面にはガラス素材が用いられると、同氏は予測している。

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