これがマイバッハのオープンだ──メルセデス・マイバッハ S 650 カブリオレ誕生
いよいよLAショーが開幕!11月16日、その先陣を切ってデビューを飾ったのは、メルセデス・マイバッハ S 650 カブリオレ。世界300台限定、ウルトララグジュアリーなオープンモデルの登場だ。
正式デビューの数日前から、ソフトトップを降ろしたプロフィールの一部のみを見せるティーザーキャンペーンで、そのデビューをほのめかしていたメルセデス・マイバッハ S 650 カブリオレが、11月16日に開幕の北米ロサンゼルス・ショーにてワールドプレミアに供されることになった。
ベースとなるメルセデスは、Sクラス カブリオレ。中でも、既に発売済みの「メルセデス AMG S 65 カブリオレ」とは近似性が高いようで、463Kw(630ps)の最高出力と1000Nmの最大トルクをマークする6リッターV型12気筒ターボエンジンに代表されるメカニカルコンポーネンツは、基本的には共用するものと考えられる。
しかし、ホイールはメルセデス・マイバッハ製サルーンと共通のイメージを持つ20インチの専用鍛造アロイ。ヘッドライト周辺には、スワロフスキー製のクリスタル加飾。あるいはボディ各所にクロームのハイライトが追加されるなど、エクステリアはダイムラー・グループ最高級ブランドに相応しいゴージャス極まる雰囲気に仕立て上げられている。
一方、マイバッハ独自のカラースキームが選べるキャビンも、シートのレザーハイドやウッドキャッピングを「マイバッハ基準」のよりゴージャスなマテリアル&フィニッシュから選択可能としたほか、ディープパイルのフロアマットなどもメルセデス AMG S 65 カブリオレと差別化。さらに、インテリアのレザーハイドと同色の本革レザーで設えた専用のトラベルラゲッジセットも用意されるという。
このメルセデス・マイバッハ S 650 カブリオレは、今回LAショーに展示された第1号車のコンソールに「MAYBACH 1 of 300」のレタリングが記されていることからも分かるように、世界限定でわずか300台のみが生産されることになっているが、日本マーケットへの正式導入については少なくとも現時点では不明。
いずれにしても、先代モデルに相当する「マイバッハ57/62」シリーズでは2ドアのパーソナルモデルを持たなかったことから、メルセデス・マイバッハ S 650 カブリオレにはメルセデス AMG S 65 カブリオレ以上にエクスクルーシブなマーケットへの新規参入が期待されるのも当然のことである。
ただし、想定ライバルとなるであろう「ロールス・ロイス ドーン」が圧倒的なまでのブランド力を持つに対して、メルセデス・マイバッハ S 650 カブリオレのセールスポイントが、実質的なパフォーマンスや運転補助技術に代表される先進テクノロジーに限定されてしまいがちになる可能性は少なくないかもしれない。
とはいえ、ハイエンドモデルにおける必須条件「最上のステータス性」という難解なテーマについてまでも拮抗し得るか否かは、これから明らかになるに違いあるまい。
