【成宮寛貴直筆コメント全文】「今すぐ芸能界から消えてなくなりたい」
違法薬物を使用した疑いがあると報じられた俳優の成宮寛貴(34)が芸能界を引退することが9日、所属事務所「トップコート」から発表された。
成宮の直筆コメント全文は以下の通り。
全ての原因を作ったのは自分自身だと承知しております。心から信頼していた友人に裏切られ複数の人達が仕掛けた罠に落ちてしまいました。
この仕事をする上で人には絶対知られたくないセクシャリティな部分もクローズアップされてしまい、このまま間違った情報が拡がり続ける事に言葉では言い表せないような不安と恐怖と絶望感に押しつぶされそうです。
今後これ以上自分のプライバシーが人の悪意により世間に暴露され続けると思うと、自分にはもう耐えられそうにありません。今すぐこの芸能界から消えてなくなりたい。
今後芸能界の表舞台に立つ仕事を続けていき関係者や身内にこれ以上の迷惑を掛ける訳にはいかない。少しでも早く芸能界から去るしか方法はありません。
元々何もない自分をここまで育ててくださった関係者の皆様、本当にありがとうございました。
応援してくださったファンの皆様、こんな形で去っていく自分を許してください。
本当にごめんなさい。そして、ありがとうございました。
2016.12.8 成宮寛貴
成宮寛貴「去るしか方法ない」薬物報道は罠“デマ”に絶望感「自分を許して」
違法薬物を使用した疑いがあると報じられた俳優の成宮寛貴(34)が芸能界を引退することが9日、所属事務所「トップコート」から発表された。成宮は直筆のコメントを発表。「間違った情報が広がり続けることに言葉では言い表せないような不安と恐怖と絶望感に押しつぶされそうです。自分にはもう耐えられそうにありません」などと心境を吐露。引退を決意した理由については、周囲に対し「これ以上の迷惑を掛けるわけにはいかない」とし「少しでも早く芸能界から去るしか方法はありません」と明かした。
本人からの申し出があり慰留したが、成宮の意思が固く、引退という結論に至ったという。違法薬物使用疑惑は2日発売の写真誌「FRIDAY」(講談社)が「成宮寛貴“コカイン吸引”疑惑の現場写真!」と題して報道した。
成宮は「すべての原因を作ったのは自分自身だと承知しております。心から信頼していた友人に裏切られ、複数の人たちが仕掛けた罠に落ちてしまいました」と切り出し、報道はワナだと主張した。
続けて「この仕事をする上で人には絶対知られたくないセクシャリティーな部分もクローズアップされてしまい、このまま間違った情報が広がり続けることに言葉では言い表せないような不安と恐怖と絶望感に押しつぶされそうです」と耐え難い心境を吐露。
「今後これ以上自分のプライバシーが人の悪意により世間に暴露され続けると思うと、自分にはもう耐えられそうにありません。今すぐこの芸能界から消えてなくなりたい」とまでつづり「今後、芸能界の表舞台に立つ仕事を続けていき、関係者や身内に、これ以上の迷惑を掛けるわけにはいかない。少しでも早く芸能界から去るしか方法はありません」と引退を決意した理由を明かした。
最後は「もともと何もない自分をここまで育ててくださった関係者の皆様、本当にありがとうございました。応援してくださったファンの皆様、こんな形で去っていく自分を許してください。本当にごめんなさい。そして、ありがとうございました」と感謝と謝罪をつづり、結んだ。
飛躍の年に…成宮寛貴 苦労人のこれまで デビューきっかけは大卒超えと弟
違法薬物を使用した疑いがあると報じられた俳優の成宮寛貴(34)が芸能界を引退することが9日、所属事務所「トップコート」から発表された。
成宮は1982年(昭57)9月14日、東京都生まれ。2000年に舞台「滅びかけた人類、その愛の本質とは…」でデビュー。01年に「溺れる魚」で映画初出演した。
02年に日本テレビドラマ「ごくせん」で野田猛役を熱演し、話題を集めた。10年、TBS「ヤンキー君とメガネちゃん」で地上波連続ドラマ単独初主演を飾る。テレビ朝日の人気シリーズ「相棒」は12年のシーズン11から13まで出演し、主人公の相棒役を務めた。
成宮は今年、林真理子さん原作のテレビ朝日「不機嫌な果実」で主人公の不倫相手を好演するなど、俳優として飛躍した1年だった。
母子家庭で育ち、14歳の時に母が他界。以来、身内は6歳下の弟だけ。15年にTBS「A―Studio」に出演した際には「一生懸命だった」と当時を回顧。生計を立てるため中学の途中から働き始め、高校には進学せず引越センターなどでアルバイト。「やっぱり学歴がどれだけ世間に出るのに大事かっていうことをすごく身に染みて…」と自らの稼ぎで弟を高校、大学と進学させた。
芸能界入りのきっかけは「どうやったら大学を卒業した人たちを超えるお給料をもらえたりだとか、弟を支えていくことができるのだろう」と考え、たまたま話をもらったオーディションを受けたことだと明かした。
成宮寛貴引退 「相棒」共演者にも衝撃「本人の精神状態が心配」
違法薬物を使用した疑いがあると報じられた俳優の成宮寛貴(34)が9日、所属事務所を通じて芸能界引退を発表したことを受け、芸能界からも驚きの声が挙がった。
テレビ朝日の人気ドラマシリーズ「相棒」で共演した俳優の山西惇(53)は自身のツイッターで、成宮の引退を報じたネットニュースを引用して「これは…ショック…。」とつぶやき。「本人の精神状態が心配」と続け、引退発表で「不安と恐怖と絶望感に押しつぶされそうです」などと心境を吐露した成宮を心配した。
相棒では、水谷豊(64)演じる杉下右京の3代目相棒・甲斐享役だった成宮に対し、山西は「暇か?」と特命係にコーヒーを飲みに来る警視庁組織犯罪対策第5課の課長・角田六郎役を演じた。
成宮引退で1月ドラマ降板 テレ朝「無実信じて慰留」 「相棒」再放送も差し替え
俳優・成宮寛貴(34)が9日、芸能界引退を発表したことを受け、テレビ朝日は来年1月スタートの新ドラマ「就活家族」(木曜、後9・00)に出演予定だった俳優・成宮寛貴(34)の出演見合わせを明かした。2日と9日発売の「フライデー」で2週にわたり薬物疑惑が報じられたことを受け、所属事務所から「出演を見合わせたい」との申し出があったといい、これまでは「無実を信じて慰留をしていた」という。
成宮の代役や撮り直しについてはコメントしていない。
テレ朝は取材に対し、「週刊誌の記事を受けて、所属事務所より、出演を見合わせたいとの申し出がありました。当社としても無実を信じて慰留をしておりましたが、本日、成宮さんが引退するとの連絡を受け、出演の見合わせを受け入れる判断をしました」と回答した。
また、成宮は2012年から15年まで同局の「相棒 season11~13」に甲斐享役で出演しているが、12日に予定していた成宮出演の「相棒season11」の再放送については、「引退発表を受け総合的な判断として、12月12日に放送予定の『相棒』を別の番組に差し替えることにしました」と回答。12日は「相棒」から「科捜研の女」に変更内容を差し替える。
12日以降の成宮の同シリーズ出演作については、「対応を検討中です」と説明した。相棒シリーズの再放送そのものは続けていくという。
成宮寛貴芸能界引退【直筆書面全文】 薬物報道は「罠」と主張
今月2日、9日発売の写真週刊誌「フライデー」で2週にわたり薬物疑惑が報じられた俳優の成宮寛貴(34)が9日、所属事務所を通じて芸能界引退を発表した。所属事務所は、あくまで薬物鑑定などで「本人の薬物使用を裏付ける客観的事実は確認できませんでした」とした上で、「本人から芸能界引退の申し入れ」があったことから、芸能界引退に至った、と説明した。成宮は「信頼していた友人に裏切られ複数の人達が仕掛けた罠に落ちてしまいました」と薬物報道は“罠”だと主張した。