俳優・成宮寛貴「今すぐ芸能界から消えてなくなりたい」コカイン薬物報道は罠“デマ”に絶望感

【成宮寛貴直筆コメント全文】「今すぐ芸能界から消えてなくなりたい」

違法薬物を使用した疑いがあると報じられた俳優の成宮寛貴(34)が芸能界を引退することが9日、所属事務所「トップコート」から発表された。

 成宮の直筆コメント全文は以下の通り。

 全ての原因を作ったのは自分自身だと承知しております。心から信頼していた友人に裏切られ複数の人達が仕掛けた罠に落ちてしまいました。

 この仕事をする上で人には絶対知られたくないセクシャリティな部分もクローズアップされてしまい、このまま間違った情報が拡がり続ける事に言葉では言い表せないような不安と恐怖と絶望感に押しつぶされそうです。

 今後これ以上自分のプライバシーが人の悪意により世間に暴露され続けると思うと、自分にはもう耐えられそうにありません。今すぐこの芸能界から消えてなくなりたい。

 今後芸能界の表舞台に立つ仕事を続けていき関係者や身内にこれ以上の迷惑を掛ける訳にはいかない。少しでも早く芸能界から去るしか方法はありません。

 元々何もない自分をここまで育ててくださった関係者の皆様、本当にありがとうございました。

 応援してくださったファンの皆様、こんな形で去っていく自分を許してください。

 本当にごめんなさい。そして、ありがとうございました。

 2016.12.8 成宮寛貴

成宮寛貴「去るしか方法ない」薬物報道は罠“デマ”に絶望感「自分を許して」

違法薬物を使用した疑いがあると報じられた俳優の成宮寛貴(34)が芸能界を引退することが9日、所属事務所「トップコート」から発表された。成宮は直筆のコメントを発表。「間違った情報が広がり続けることに言葉では言い表せないような不安と恐怖と絶望感に押しつぶされそうです。自分にはもう耐えられそうにありません」などと心境を吐露。引退を決意した理由については、周囲に対し「これ以上の迷惑を掛けるわけにはいかない」とし「少しでも早く芸能界から去るしか方法はありません」と明かした。

 本人からの申し出があり慰留したが、成宮の意思が固く、引退という結論に至ったという。違法薬物使用疑惑は2日発売の写真誌「FRIDAY」(講談社)が「成宮寛貴“コカイン吸引”疑惑の現場写真!」と題して報道した。

 成宮は「すべての原因を作ったのは自分自身だと承知しております。心から信頼していた友人に裏切られ、複数の人たちが仕掛けた罠に落ちてしまいました」と切り出し、報道はワナだと主張した。

 続けて「この仕事をする上で人には絶対知られたくないセクシャリティーな部分もクローズアップされてしまい、このまま間違った情報が広がり続けることに言葉では言い表せないような不安と恐怖と絶望感に押しつぶされそうです」と耐え難い心境を吐露。

 「今後これ以上自分のプライバシーが人の悪意により世間に暴露され続けると思うと、自分にはもう耐えられそうにありません。今すぐこの芸能界から消えてなくなりたい」とまでつづり「今後、芸能界の表舞台に立つ仕事を続けていき、関係者や身内に、これ以上の迷惑を掛けるわけにはいかない。少しでも早く芸能界から去るしか方法はありません」と引退を決意した理由を明かした。

 最後は「もともと何もない自分をここまで育ててくださった関係者の皆様、本当にありがとうございました。応援してくださったファンの皆様、こんな形で去っていく自分を許してください。本当にごめんなさい。そして、ありがとうございました」と感謝と謝罪をつづり、結んだ。

飛躍の年に…成宮寛貴 苦労人のこれまで デビューきっかけは大卒超えと弟

違法薬物を使用した疑いがあると報じられた俳優の成宮寛貴(34)が芸能界を引退することが9日、所属事務所「トップコート」から発表された。

 成宮は1982年(昭57)9月14日、東京都生まれ。2000年に舞台「滅びかけた人類、その愛の本質とは…」でデビュー。01年に「溺れる魚」で映画初出演した。

 02年に日本テレビドラマ「ごくせん」で野田猛役を熱演し、話題を集めた。10年、TBS「ヤンキー君とメガネちゃん」で地上波連続ドラマ単独初主演を飾る。テレビ朝日の人気シリーズ「相棒」は12年のシーズン11から13まで出演し、主人公の相棒役を務めた。

 成宮は今年、林真理子さん原作のテレビ朝日「不機嫌な果実」で主人公の不倫相手を好演するなど、俳優として飛躍した1年だった。

 母子家庭で育ち、14歳の時に母が他界。以来、身内は6歳下の弟だけ。15年にTBS「A―Studio」に出演した際には「一生懸命だった」と当時を回顧。生計を立てるため中学の途中から働き始め、高校には進学せず引越センターなどでアルバイト。「やっぱり学歴がどれだけ世間に出るのに大事かっていうことをすごく身に染みて…」と自らの稼ぎで弟を高校、大学と進学させた。

 芸能界入りのきっかけは「どうやったら大学を卒業した人たちを超えるお給料をもらえたりだとか、弟を支えていくことができるのだろう」と考え、たまたま話をもらったオーディションを受けたことだと明かした。

成宮寛貴引退 「相棒」共演者にも衝撃「本人の精神状態が心配」

違法薬物を使用した疑いがあると報じられた俳優の成宮寛貴(34)が9日、所属事務所を通じて芸能界引退を発表したことを受け、芸能界からも驚きの声が挙がった。

 テレビ朝日の人気ドラマシリーズ「相棒」で共演した俳優の山西惇(53)は自身のツイッターで、成宮の引退を報じたネットニュースを引用して「これは…ショック…。」とつぶやき。「本人の精神状態が心配」と続け、引退発表で「不安と恐怖と絶望感に押しつぶされそうです」などと心境を吐露した成宮を心配した。

 相棒では、水谷豊(64)演じる杉下右京の3代目相棒・甲斐享役だった成宮に対し、山西は「暇か?」と特命係にコーヒーを飲みに来る警視庁組織犯罪対策第5課の課長・角田六郎役を演じた。

成宮引退で1月ドラマ降板 テレ朝「無実信じて慰留」 「相棒」再放送も差し替え

俳優・成宮寛貴(34)が9日、芸能界引退を発表したことを受け、テレビ朝日は来年1月スタートの新ドラマ「就活家族」(木曜、後9・00)に出演予定だった俳優・成宮寛貴(34)の出演見合わせを明かした。2日と9日発売の「フライデー」で2週にわたり薬物疑惑が報じられたことを受け、所属事務所から「出演を見合わせたい」との申し出があったといい、これまでは「無実を信じて慰留をしていた」という。

 成宮の代役や撮り直しについてはコメントしていない。

 テレ朝は取材に対し、「週刊誌の記事を受けて、所属事務所より、出演を見合わせたいとの申し出がありました。当社としても無実を信じて慰留をしておりましたが、本日、成宮さんが引退するとの連絡を受け、出演の見合わせを受け入れる判断をしました」と回答した。

 また、成宮は2012年から15年まで同局の「相棒 season11~13」に甲斐享役で出演しているが、12日に予定していた成宮出演の「相棒season11」の再放送については、「引退発表を受け総合的な判断として、12月12日に放送予定の『相棒』を別の番組に差し替えることにしました」と回答。12日は「相棒」から「科捜研の女」に変更内容を差し替える。

 12日以降の成宮の同シリーズ出演作については、「対応を検討中です」と説明した。相棒シリーズの再放送そのものは続けていくという。

成宮寛貴芸能界引退【直筆書面全文】 薬物報道は「罠」と主張

今月2日、9日発売の写真週刊誌「フライデー」で2週にわたり薬物疑惑が報じられた俳優の成宮寛貴(34)が9日、所属事務所を通じて芸能界引退を発表した。所属事務所は、あくまで薬物鑑定などで「本人の薬物使用を裏付ける客観的事実は確認できませんでした」とした上で、「本人から芸能界引退の申し入れ」があったことから、芸能界引退に至った、と説明した。成宮は「信頼していた友人に裏切られ複数の人達が仕掛けた罠に落ちてしまいました」と薬物報道は“罠”だと主張した。

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成宮寛貴氏 元所属事務所の公式サイトから削除

芸能界を電撃引退した元俳優の成宮寛貴氏(34)が12日、元所属事務所の公式サイトから削除された。

 この日午前まで所属アーティスト一覧にあり、ニュース、プロフィール、スケジュール、バイオグラフィーや写真などが掲載されていた。

 薬物疑惑が報じられていた成宮氏は今月9日、芸能界引退を発表。疑惑が収まりを見せないことから「自分にはもう耐えられそうにありません」と自ら身を引いた。事務所との契約解除は同日付。

 成宮氏は8日、元所属事務所の幹部と対面。直筆の引退コメントの文書を託し、契約解除の合意書に判を押した。

 今月2日に写真週刊誌「FRIDAY」(講談社)がコカイン吸引疑惑を報道。成宮氏と所属事務所は1日に報道を完全否定し、発売元の講談社に対して民事・刑事で法的措置を取る構えを示した。しかし、同誌は9日、成宮氏の「肉声データ」としてコカインを要求するやりとりを掲載。事態は急転した。

成宮氏の元事務所、病院検査拒否報道を否定「弁護士が正式な鑑定書」

9日に芸能界を引退することを電撃発表した元俳優の成宮寛貴氏(34)について、10日に一部で、薬物疑惑を報じられた後、所属事務所から薬物使用の検査を促されたものの、「病院で検査を受けることを拒否し、自分で調達した簡易キットで検査をした」などと報じられた。

 関係者は「しかるべき機関で検査を受けている」とこれを否定。「立ち会った弁護士が正式な鑑定書を保管している」とした。元所属事務所は、成宮氏が7日に検査を受け、陰性の結果を得たと明らかにしている。

松本人志、成宮氏の薬物疑惑に「こっちは代理戦争させられた感ある」

ダウンタウンの松本人志が11日、フジテレビ系「ワイドナショー」に出演し、写真週刊誌「フライデー」で2週にわたり薬物疑惑が報じられ、芸能界引退を発表した元俳優の成宮寛貴氏について、「こっちは代理戦争させられた感がある」と煮え切らない様子で話した。

 松本は薬物疑惑の一報が届いた際、「これが間違っていたらフライデーは廃刊ですよ」などとコメントしていたが、さらに一週間が経過して、成宮氏が引退を発表する事態となったことに、「うん、まあ、そうか…」と戸惑い気味。「こっちは代理戦争させられた感はありますけれども」と短いコメントを残すにとどめた。

 また、ゲストコメンテーターの社会学者、古市憲寿氏は、「このまま間違った情報が拡がり続ける事に言葉では言い表せないような不安と恐怖と絶望感に押しつぶされそうです」という成宮氏の引退に関するコメントに対して、「間違いだということはおっしゃられているが、何が間違いで、何が正しいのか、あまりおっしゃられていない。もやもやしたものが残っちゃう」と話していた。

尾木ママ、芸能界引退を発表した成宮寛貴へ「あなたを見捨てたりしません」

“尾木ママ”こと教育評論家の尾木直樹氏(69)が9日、自身のブログを更新し、この日に芸能界引退を発表した俳優・成宮寛貴(34)にエールを送った。

 尾木ママは「驚きました! 覚醒剤疑惑よりも突然の芸能界引退声明の内容そのものに対してです…」と書き出し。FAXでつづった「心から信頼していた友人に裏切られ複数の人達が仕掛けた罠に落ちてしまいました」という文面に成宮の心情を思いやり、「全くプライベートな触れられたくない問題を信頼を裏切られるかたちで公にされる屈辱感。いかばかり大きかったことでしょうか!?」と語気を強めた。

 声明文全体から、絶望感や芸能界から消え入りたい思いが伝わってくるという。「気持ちわかりますわかります…」と尾木ママ。

 「でもダメです…こんなに自己否定しては…成宮寛貴君のファンは勿論、市民の皆さんだってあなたを見捨てたり下げすさんだりなんかしませんよ…」とエールを送り、「信頼出来るひとだってたくさんいます…どうか信じられる人の存在を信じてくださいませ…」と願いをつづった。

中尾ミエ、引退発表の成宮寛貴を怪しむ「まったくシロってことはない」

女優、中尾ミエ(70)が9日、TOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜後5・0)に生出演。同日に俳優、成宮寛貴(34)が芸能界からの引退を発表したことを受け、「まったくシロってことはないでしょうね」とコメントした。

 番組では成宮が芸能界引退を発表したことを紹介。成宮は2日発売の週刊誌で違法薬物使用したとの疑惑を報じられた際、「今回フライデーに掲載された事実無根の記事に対して、非常に憤りを感じます。私、成宮寛貴は、薬物を使用したことは一切ございません」とつづった直筆の署名入り文書を報道各社に送付し、疑惑を否定。

 所属事務所も「弊社所属の俳優である成宮寛貴について、株式会社講談社が発刊した『フライデー12/16日号』(12月2日発売)記載の『成宮寛貴「コカイン吸引」疑惑』に関する記事は、事実無根です。成宮寛貴のイメージを損なう記事の掲載を行った株式会社講談社(フライデー編集部)に対し、断固として抗議し、民事・刑事問わずあらゆる法的措置をとって参る所存です」と強い調子で疑惑を否定するコメントを出していた。

 今回、引退を発表したFAXの中でも改めて疑惑を否定していたが、コメントを求められた中尾は「まったくシロってことはないでしょうね」と持論を展開。続けて「本当にやっぱり(違法薬物が)まん延してるんですかね。これだけ騒がれてるんだから、いけないことは重々承知だと思うんですけどね」と畳み掛けた。

 タレント、ミッツマングローブ(41)が「仮に(薬物を)やっていたらですよね」とフォローに入ったが、中尾は「でもまったく根も葉もないあれだったら戦うでしょ。徹底的に」と最後まで譲らなかった。

 また、この日ゲスト出演していた元プロ野球選手で野球解説者の岩本勉氏(45)も「脂の乗ってる時に“引退”となってくると、この疑惑がシロとクロで言うとクロ寄りになってしまうのかなと、僕ら勘違いしますからね。本当に潔白であれば戦い切って欲しい」と同調した。

 一方、ミッツは「本当に逸材だからもったいない」と成宮の引退を惜しんだ。

『相棒』の頃から異変が… 成宮寛貴「薬物疑惑報道」の背景

写真週刊誌『FRIDAY』(12月2日発売)で「コカイン吸引疑惑」を報じられた俳優の成宮寛貴(34才)。所属事務所は事実無根として同誌に法的措置の構えを見せているが、そもそもどうしてこのような報道が出たのだろうか--。話は今年2月、清原和博(49才)の覚せい剤逮捕まで遡る。

 「警察や麻薬取締官がマークしている“次の大物有名人”として、成宮さんの名前も噂されていたようです。しかも、“薬物使用の証拠を警察に押収されている”という話も持ち上がり、社会部の記者が裏取りに走ったほど。結局、裏がないままだったようですが、その取材過程で『FRIDAY』編集部は件の証言者と接触したようです。水面下で相当期間取材を重ねた上での記事だと担当者は強い自信を持っている」(全国紙記者) 

 芸能人の薬物使用に関しては、過去に『週刊文春』が先の清原やASKA(58才)を“疑惑”の段階で報じており、後日、両人は逮捕されている。

「先例が存在したからこそ今回の報道に繋がった部分はあったはず。議論はありますけどね」(スポーツ紙記者)

 12月4日、『ワイドナショー』(フジテレビ系)でも、石原良純(54才)と松本人志(53才)はこの件についての持論を熱く交わしていた。

 「1人のタレント生命がなくなってしまう可能性があることを考えてもらいたい。徹底的に、警察も含めてやってもらうべき。違った場合には、雑誌を潰すつもりでやった方がいい。雑誌社はそのくらいの覚悟で出してきてるんでしょうから」(石原)

 「下手したら廃刊ですよ。でもクスリってね、“あいつやってるで”って言われたら何となくそう見えてくる。検査やったらやったで、何日前から抜いてたんだとか言われるし、真っ白はもう無理」(松本)

 真相は本人のみぞ知るところだが、“爽やか系イケメン”のイメージが強い成宮の薬物疑惑報道だけに、世間の衝撃は大きい。

 母子家庭で育った成宮は、中学時代に母親を亡くし、弟と共に祖母の家に引き取られている。以後、自分の高校進学を諦め、弟の学費を稼ぐためアルバイトに明け暮れたほど、家族想いの優しい人間だった。

だが、人気ドラマ『ごくせん』(日本テレビ系)の野田猛役でブレークすると、日常生活が派手になっていく。

 「もともと好きだった夜遊びが一層盛んになりました。六本木や西麻布のクラブだけでなく、新宿二丁目などの繁華街でも度々目撃されていた。当時は20代前半ですから、無理もないですけど」(芸能関係者)

 成宮自身、過去にインタビューでこう話している。

 《お酒をガブガブ飲んだり、大声で騒いだりとか、不健康な遊びって楽しいんです》

 2012年には人気ドラマ『相棒』(テレビ朝日)シリーズに出演。水谷豊演じる杉下右京の3代目相棒を演じ話題を呼んだが、この頃から成宮に異変が起きていたという声もある。

 「クラブのVIPルームに入り浸って、フラフラと酩酊することが増えました。よくわからない言動も多く、目が据わっていることもあった」(成宮を知る芸能関係者)

前述のように、成宮の事務所は報道を全面的に否定しており、現在は名誉毀損裁判に強い有名弁護士を擁して徹底抗戦の構えを見せているという。それでも、成宮の未来は暗雲が覆っている。

 「松本さんの言うように、薬物疑惑は一度でも報じられると真っ白に戻すのは至難です。仮にドラマを降板すれば、CMも降りることになるかもしれない。今後起用してくれる企業が見つかるかどうか…。今、俳優活動の岐路に立っていることは間違いありません」(前出・芸能関係者)

 12月上旬のある昼下がり、本誌は都心の成宮の自宅を訪れた。自室からは灯りが漏れるが、終日、成宮が出てくることはなかった。

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衝撃引退の成宮寛貴氏に命の危険… 捜査当局がビデオ入手か 違約金は1億円超とも

まさかの急展開だ。コカイン使用疑惑の渦中にあった俳優、成宮寛貴氏(34)が9日、芸能界引退を電撃的に発表した。公表された直筆コメントは、コカイン疑惑や自身の性的指向を暴露されたことへの不信感に満ち、「今すぐ芸能界から消えてなくなりたい」とも。巨額な違約金や当局の捜査など逆風が強まるなかで、専門家は、成宮氏の言葉の中に危険な兆候があると指摘する。

■消えてなくなりたい

 9日発売の写真週刊誌「FRIDAY」は、成宮氏のコカイン使用疑惑について、知人男性の証言として「チャーリー」という隠語を使ってコカインを求めていたとする続報を報じていた。

 成宮氏は潔白を主張していたが、同日午後、所属事務所が引退を発表。直筆コメントには「心から信頼していた友人に裏切られ複数の人達が仕掛けた罠に落ちてしまいました」とつづり、「自分のプライバシーが人の悪意により世間に暴露され続けると思うと、もう耐えられそうにありません。今すぐこの芸能界から消えてなくなりたい」とまで書かれていた。

 関係者によると、成宮氏は眠れない日々が続き、引退を決断したときはかなり落ち込んでいたという。

 新潟青陵大学の碓井真史教授(社会心理学)は、「感情をむき出しにして書いたという印象で“今の不安からとにかく逃れたい”という余裕のなさを感じる」と分析。その上で「俳優という職業柄、格好悪い姿は見せられないという思いが強いはず。喪失体験を抱え、発せられた“やめたい”という意思表示は自殺のサインとみることもでき、注意しながら見守る必要があるだろう」と指摘する。

 ■違約金は1億円か

 突然の引退は、ドラマやCMの現場にも大きな影響を与えている。

 テレビ朝日は来年1月スタートのドラマ「就活家族~きっと、うまくいく~」について、これまで出演を正式発表していなかったが、改めて出演見合わせを公表。すでに成宮氏は第4話まで撮影しているが、代役をたてて撮り直すことになった。

 代表作でもある「相棒」シリーズは2012年の「シーズン11」から14年「シーズン13」まで出演。12日予定の再放送分については別番組に差し替え、今後については「対応を検討中」とするにとどめている。

 「相棒」シリーズでは大麻事件で逮捕された高樹沙耶被告(53)も出演しており、2人の出演分を合わせるとシリーズ全体の8割近くになるという。アナウンサー同士の不倫も発覚するなどテレ朝は災難続きだ。

 歯磨き粉やウオーターサーバーなど成宮氏が出演するCM4本も放送中止に。こうした“契約解除”による違約金は1億円以上とみられる。

 ■吸引ビデオの噂も

 渦中にあるコカイン使用疑惑については、不穏な情報も。「麻布や六本木周辺のクラブによく出入りし、個室で挙動不審な行動をすることが多かった」と事情通。さらに「成宮氏が薬物を吸っていると称したビデオが出回っており、捜査当局も入手しているとも言われています」とも。

 コカイン使用疑惑には捜査当局も重大な関心を寄せているという。引退で幕引きというわけにはいかないようだ。

ザ・グレート・サスケの意味深発言にネット騒然 引退の成宮氏に「愚息があなたから受けたハラスメント…」

9日に芸能界から電撃引退を表明した元俳優、成宮寛貴氏(34)。覆面レスラーのザ・グレート・サスケ(47)が11日付けのブログにつづった成宮氏に関する意味深な発言が、ネットをザワつかせている。

 サスケは11日、「引退する成宮さんへ」と題してブログを更新。 成宮氏の電撃引退を報じた新聞1面の写真を投稿し、「その幕の引き方じゃぁ 我々家族は 逆に許しませんよ。10年程前に愚息があなたから受けたハラスメントが真実だったって認める事になっちゃうじゃないですか? いつか『全て冗談に決まってるでしょ』って言ってくれればそれで良いと思って許してたのに」とつづった。

 これを受けて、「プロレス界まで揺るがす成宮ショック」「なにがあったの?」「なにこれ怖い」などネットは騒然。 一夜明けた12日も、16時現在でグーグル検索ワードで「グレートサスケ」が3位と波紋が拡がり続けている。

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成宮さん告発A氏のブログ開設に「正直お金もうけ」

情報番組のコメンテーターとしても活躍する社会学者の古市憲寿氏(31)が、芸能界を引退した成宮寛貴さんの薬物使用を告発した人物とされる「A氏」が開設したブログについて私見を述べた。

 22日のフジテレビ系「とくダネ!」は、成宮さんの薬物疑惑報道の情報提供者だと主張する「成宮寛貴の友人A氏」を名乗る人物を取材したVTRを放送。成宮さんを告発した理由は薬物をやめさせたいという思いからの行動だったと主張し、金銭目当てではないと語った。

 しかし同番組では、前夜に「A氏」が開設したブログにバナー広告が貼り付けられていることを指摘。古市氏はこのブログ開設について「やっぱりお金もうけというのは正直あると思う。だって真相を伝えたいだけならツイッターで文章を分けて書けばいいだけで、質問もツイッターで答えられますから。このブログ見る限りは、お金っていう理由はあると思う」と私見を述べた。

 また、産婦人科医の宋美玄氏は「本当に成宮さんが(薬物を)やっていたとして、(A氏が)それを知ってたとして、やめさせたいならこういう行動をとってもやめさせることには全然つながらないと思う。やめさせたいっていう気持ちがあったとしても、一般の人の質問に答える必要ってありますか?」と、ブログを開設して成宮さんに関する情報を公開しようという行為に疑問を呈した。

成宮寛貴さん告発のA氏名乗る人物がブログ開設

芸能界を引退した成宮寛貴さんの薬物疑惑報道の情報提供者だと主張する「成宮寛貴の友人A氏」と名乗る人物が21日、ブログを開設。成宮さんを告発した理由についてつづった。

 A氏は、成宮さんに関する一連の報道から「私が誤解され、いやな思いをたくさんしてきました」と、誹謗(ひぼう)中傷や脅迫などの被害を受けているといい、「これらを終わらせるために、私は本当の事をここに記していきます。それにより自分だけでは無く、周りの皆さんやヒロ本人にとっても良い方向に進む事だけを信じて、真実だけを書いていきたいと思います」と宣言した。

 また、質問にも答えるつもりだという。さらにA氏は、自身が同性愛者でないことや薬物を使用していないことなどを前置きし、「ヒロに被害を受けましたが、ヒロを嫌いなわけではありません」とした。

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俳優復帰「成宮寛貴」が初めて明かす“電撃引退の真相”と“空白の8年間” 「自分の価値観や物差しを壊したいと思っていた」

 2016年に芸能界引退を電撃発表した俳優の成宮寛貴(42)が8年ぶりに俳優として再始動した。昨年11月、大阪で行われたトークショーで「8年ぶりに俳優の仕事を再開しました」と報告した成宮が、復帰後初めてインタビューに応じた。かつて電撃引退を決めた理由、その後の空白の8年間、俳優として戻ってきたこれから……AERA dot.だけに明かした成宮の思いとは――。

 成宮は2000年に舞台「滅びかけた人類、その愛の本質とは…」でデビューすると、翌年に「溺れる魚」で映画初出演。02年にドラマ「ごくせん」(日本テレビ系)の野田猛役での演技力が注目され、その後も数多くのドラマや映画などに出演してきた。人気シリーズ「相棒」(テレビ朝日系)では12年の「シーズン11」から15年の「シーズン13」まで主人公の相棒役・甲斐享を演じ、幅広い世代に人気を博していた。

 だが、2016年に突如芸能界から姿を消してしまう。週刊誌に掲載された自身のプライベートに関する記事が世間を騒がせた直後だった。

「とにかく、エンターテイメントの世界から距離を取るべきだと思いました。その時、どんなことを言っても、自分の意思に反して周りを巻き込んでしまう。これ以上迷惑かけたくない一心でした。エンターテイメントに携わる人間として、客観的に自分を見つめ直し、俳優の仕事自体をやめることが正解じゃないかと思えた。実は、その前から仕事にも少し疑問を感じていた部分もあり、俳優の仕事から離れようと決意しました。その時は、アーティストとして、感情よりも今何をすべきか深く考え、行動しました」

 引退を発表してからほどなくして、成宮はトランク一つで海外へ渡った。アジア、アメリカ、ヨーロッパ各国を転々とし、行く先々で自分が興味を持てるものを探し求めた。

「ほとんどの時間を夢中になれるものを探すことに費やしました。何かに興味を持って、それに没頭したい。ずっと自分と向き合って過ごしている中で、自分の価値観や物差しを壊せたらいいと思っていました。使えるお金も限られている中で、生活もトランク一つで事足りた。それに気づくと、モノって何? 生活って何? と考えるようになりました。

 今思えば少し心に穴が空いた状態だったのかもしれません。約17年続けてきた仕事を辞めたわけだから、反動もかなりありました。海外ではアジア人として生活するので、良い出来事も悪い出来事もいろいろと経験しました。

 ちょうどヨーロッパにいた頃、絵を描き始めました。手や指に絵の具を付けて描くフィンガーペインティングです。今思えば、カラーセラピー的な意味合いもあったかもしれません。自分の好きな色彩で自由に発想し、描いていくことがとても心地よかったんです」

■すべてが新鮮に映ったヨーロッパでの暮らし

 その他にも、ヨーロッパでの生活が成宮に与えた影響は大きかった。

「街を歩いているだけで楽しかったし、いろいろとインスパイアされることがありました。たとえば、何百年前の建物が今でも普通にアパートメントとして使われている。建築の重み、デザイン、北欧ならではの色使い、家具などの質の良さ。それなのに、意外にも価格が安いことなど、どれもが新鮮でした。ヨーロッパの人たちは夕方に仕事を終え、オープンテラスに集まりビールを飲んで、食事に行く。そして食事の後、また少し飲んで、自然にそれぞれの家に帰っていく。そのスタイルがすてきだと思ったし、心地よかったです。街の外灯などのライティングも美しかったので、夜の街を歩くのも好きでした」

 こうしたヨーロッパの生活の中で、自然に描き始めた絵を少しずつ発表していくと良い反応が届く事も多くなってきた。そこで、「プロダクト」に携わる仕事に興味がわいてきたという。

「デザインの仕事やプロダクトワークを手掛けてみたいと初めて感じたんです。少しずつではあるけれど、自分の好きな事から始めていければと思い『HN Product』をスタートしました」

 本名・平宮博重(なりみや・ひろしげ)の頭文字をとったアパレル&アクセサリーブランド「HN Product」ではマグカップなどの小物と雑貨の販売、企業のデザインコンサルティングなどを手がけ、帰国後はポップアップストアの展開をするなど実業家としての一歩を踏み出した。

 コロナの感染拡大の影響で、インドネシアにある縫製工場が倒産寸前だと聞いた成宮は、現地のデザイナーと一緒にその工場にプロダクトの生産を依頼した。

「それがきかっけで、自分のアパレルのプロダクトをそのデザイナーと手がけていくようになりました。自分のプロダクトが誰かの役に立てるなら、こんなに素敵なことはありません」

 エンターテイメントの世界から離れて「なりたい自分」の輪郭が見え始めてきた。

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