今すぐ変更すべき「iOS 10」の設定10選

今すぐ変更すべき「iOS 10」の設定10選

最新の「iOS 10」には、とてもクールな新機能がいくつも搭載されています。これら機能の一部──例えば『メッセージ』で開封証明を送信したり、「Siri」が電話の着信を知らせるようにしたり──を有効にするためには、少し設定を変更する必要があります。ほかにもいくつか新しいオプションを選択することで、iOS 10搭載デバイスの動作を変えることができます。

それでは、さっそく見ていきましょう! アップデート後、すぐにチェックすべきiOS 10の設定10選です。

1. 指を当てて開く

ホームボタンに親指を当てて、指紋認証でiPhoneのロックを解除する動作に慣れている人は、iOS 10でこの方法が使えなくなっていることに驚くでしょう。

iOS 10では、iPhoneのスリープを解除した後、再度ホームボタンを押さなくてはならなくなりました。少し奇妙な感じもしますが、ロック画面でとても便利なウィジェットを表示できるようになったことを考えれば納得ですね。

いずれにせよ、iPhoneやiPadのホームボタンに指を当てるだけでロック解除できる以前の設定に戻したいという人は、[設定]>[一般]>[アクセシビリティ]>[ホームボタン]>「指を当てて開く」と進み、設定を有効にしましょう。

2. 『メッセージ』アプリの開封証明

開封証明は便利な機能ですが、だからといって全員に送られると、プライバシーを侵害されているような気分になりそうですね。iOS 10では、メッセージを読んだかどうか知らせる相手を決めることが可能です。デフォルトでは開封証明はオフになっていますが、送信を希望する場合、特定の連絡先に対して設定をオンにできます。

iOS 10で開封証明を有効にするには、『メッセージ』アプリを起動して、メッセージを開きます。そして画面右上の「i」アイコンをタップして、その連絡先に対するメッセージのオプションを呼び出します。「開封証明を送信」オプションをオンにすれば、その連絡先に対する設定が有効になります。

3. 低解像度モード

画像の送信はデータを大量に消費するおそれがあります。しょっちゅう画像を送信する人は、Wi-Fi接続を使用しないと、あっという間に通信プランの容量を使い果たしてしまうかもしれません。しかし、iOS 10はそんなあなたを助けてくれます。デフォルトで低解像度の画像を送る設定にすることで、通信容量を節約できるのです。

低解像度での送信を有効にするには、[設定]>[メッセージ]>[低解像度モード]と進んで設定を行います。これでメッセージアプリから送信される画像の解像度が下がり、データ通信量の超過による通信速度制限を心配しなくてよくなるでしょう。

4. 拡大鏡

視力が良くない、あるいはしょっちゅう小さなテキストやオブジェクトで作業しなければならないという人に活用していただきたいのが、この新しい「拡大鏡」機能です。拡大鏡を有効にしておくと、ホームボタンをトリプルクリックするだけで、拡大機能がオンになった状態の『カメラ』が起動します。これはクールな機能です。しかも驚くほど便利です!

拡大鏡を有効にするには、[設定]>[一般]>[アクセシビリティ]>[拡大鏡]の順に進み、スイッチをオンにします。これで、どの画面からでも素早く3回クリックすれば拡大鏡を開けます。

5. 電話の着信を知らせる

誰が電話をかけてきているのかは、通常ならロック画面を確認すれば簡単にわかります。でも、ヘッドフォンを装着していたり、運転中だったりする場合には、いちいち画面を見なくても誰からの着信なのかがわかると便利ですよね。iOS 10では、着信音とともにSiriが電話の相手を読み上げてくれるので、簡単に確認することができます。

[設定]>[電話]>[着信を知らせる]の順に進むと、「常に知らせる」「ヘッドフォンと自動車」「ヘッドフォンのみ」あるいは「常に知らせない」のいずれかが選択できます。「常に知らせる」を選ぶと、iPhoneをマナーモードに設定していない限り、電話をかけてきた相手の名前あるいは番号がSiriによって読み上げられます。

6. 優先する交通手段のタイプ

車を所有していない、公共交通機関を利用しない、あるいは目的地に徒歩で向かう場合のみ経路を知りたい......そんな場合には、希望する交通手段を使った経路だけを案内してくれるように『マップ』アプリを設定できます。

[設定]>[マップ]へと進み、優先する交通手段の横にチェックを入れると、どの交通手段を使った経路が知りたいかをiOSに教えられます。

7. 有料道路を避ける

旧バージョンのマップアプリでは、個別のケースに応じて有料道路を避けることが選択できました。しかしiOS 10では、この選択をデフォルトに設定できます(また、狭い道路を通りたい場合に、高速道路を避けることも選択できます)

[設定]>[マップ]>[車とナビゲーション]>[利用しない]へと進み、「通行料金」あるいは「高速道路」オプションのスイッチをオンにすると、マップアプリで経路を調べる際にこれらを回避できます。この機能も、Appleのマップアプリを利用すべき大きな理由のひとつです。一番利用されているのは『Googleマップ』かもしれませんが、Appleのマップもそれに対抗しうる優秀なアプリなのです。

8. SiriのAppサポート

AppleがSiriをサードパーティのデベロッパーに開放したことで、この音声アシスタントを使って『WhatsApp』のメッセージを送ったり、Uberの配車サービスを手配したりと、いろいろ便利な用件をこなせるようになりました。ただし、それを可能にするには、Siriがこれらのアプリにアクセスできるように設定する必要があります。

[設定]>[Siri]>[Appサポート]の順に進み、それぞれのアプリが必要とするすべての情報にSiriがアクセスできるようにします(ただし、これらの情報はAppleに送られるので、情報を提供するのが不安な人は、設定ページにある「詳しい情報」のリンクを押して、Appleがあなたの情報をどう扱うのか確認しましょう)。

9. Game Center

もはやアプリではなくなった「Game Center」には、設定からアクセスします。便利とは言い難いGame Centerでしたが、みなさんが興味を持つかもしれない設定が1つあります。「近くのプレイヤー」です。この設定が有効になっていると、近くにいるゲームプレイヤーから、Wi-FiあるいはBluetooth経由でマルチプレイゲームへの参加依頼を受けることができます。

この機能をオフにするには、[設定]>[Game Center]>[ゲームの参加依頼]へと進みます。自分がプレイしているGame Center対応ゲームを近くのプレイヤーに知らせたくない場合には「近くのプレイヤー」をオフにします。

10. 『メール』のスレッド表示

iOSでのメールの送受信にAppleの『メール』アプリを使っている場合、メールをスレッド表示し、また表示方法を変更することが可能になりました。

「スレッドにまとめる」を有効にすると、一部のメールがほかのメールボックスに移されていても、同じスレッドのすべてのメールが表示されます。また「最新のメッセージを一番上へ」を有効にした場合は、少ないスクロールで新着メールを確認できます。

これらの機能は[設定]>[メール]で設定可能です。旧バージョンのiOSでは「メール/連絡先/カレンダー」という設定グループに入っていた「メール」は、今回のアップデートで独立しました。

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