アナログ端子よ、さらば!? WiiをHDMIでテレビに接続できる「Wii TO HDMI CONVERTER BOX」
2011年7月24日にアナログ放送からデジタル放送へ完全移行(東北3県を除く)したため、多くの人がブラウン管テレビから薄型テレビへ乗り換えたことと思う。最新の録画機能付きテレビに加えて、BDレコーダーもそろえたという人も多いかもしれない。
一度ハイビジョン映像に慣れてしまうと、ちょっとつらくなるのが「SD(標準画質)映像」のぼやけ感だ。せっかくフルハイビジョンの時代になったというのに、旧時代の遺物的な赤白黄色ケーブル(アナログ映像・音声ケーブル)でテレビと接続するのはしのびない。
そこで今回は、任天堂のゲーム機「Wii」を薄型テレビのHDMI端子に接続できる「Wii TO HDMI CONVERTER BOX [MG2000]」を紹介しよう。
赤白黄端子よさらば! HDMIケーブル1本でWiiをお手軽接続
マグレックスが2011年7月に発売した「Wii TO HDMI CONVERTER BOX [MG2000]」は、ゲーム機「Wii」の映像と音声をHDMIケーブル1本でテレビに出力できるという周辺機器だ。Wiiの映像はDVDと同程度の480p(720×480ドットのプログレッシブ出力)しかないのだが、Wii TO HDMIを利用することで720p(1280×720ドット)もしくはフルHD(1080p、1920×1080ドット)までアップコンバートできる。
Wii TO HDMIの魅力の一つは、「テレビのHDMI端子に接続できる」という点にある。小型テレビなどは特にそうなのだが、HDMI端子が充実する半面、アナログ端子が大幅に削られているという場合がある。
例えば筆者が仕事で利用しているシャープの「AQUOS LC-24K5」の場合、HDMI端子3系統のほか、アナログ入力はD端子1系統にアナログAV端子(赤白黄色端子)1系統しか備えていない。D端子にDVDプレーヤーなどを接続してしまうと、残るはHDMI端子かアナログAV端子のどちらかしかなくなってしまう。
アナログAV端子なら、3~4系統の機器を切り替えられる「セレクター」なども低価格で用意されているが、これを使うのもちょっと面倒だ。今や3~4個付いているのが当たり前のHDMI端子に接続するのが、最もリーズナブルな選択だと言える。
Wii付属ケーブルとの違いは歴然!
接続はとても簡単だ。Wiiの映像・音声出力端子にWii TO HDMIを接続し、そこからHDMIケーブル(2mのケーブルが付属する)でテレビに接続すればいい。
筆者はWiiに付属している純正アナログAVケーブルでテレビに接続しているため、Wii TO HDMIで接続してみるとその差は歴然であった。Wii TO HDMIを経由することで、それまでは全体的にもやがかかっていたような映像がシャッキリと表示されるようになった。
いわゆる「超解像技術」でも480pから1080pへの効果はかなり限定的なため、その点はあまり期待しない方がいいかもしれない。だがアナログAV入力とHDMI入力の違いははっきりと感じられる。「あれ? 目が悪くなったのかな?」と思ってしまうほどアナログAV端子の映像はぼやけているので、それが解消されるのはうれしい。
ちなみに、Wiiには純正オプションとしてD端子に接続できる「D端子AVケーブル[RVL-012]」が用意されている(メーカー希望価格2500円)。筆者はこのケーブルを所持していないため比較はできなかったが、アナログAVケーブルとの差はしっかりと確認できた。「WiiをHDMI端子に接続したい」という人にはかなりおすすめできる周辺機器だ。
