PlayStation 4 Pro」を発表。噂の4K対応ハイエンドPS4は4万4980円(税別)

PlayStation®4 Pro ジェット・ブラック 1TB プレイステーション® オフィシャルサイト

本体仕様

  • メインプロセッサー
    Single-chip custom processor
    CPU : x86-64 AMD “Jaguar”, 8 cores
    GPU : 4.20 TFLOPS, AMD Radeon™ based graphics engine
  • メモリ
    GDDR5 8GB
  • ハードディスク
    1TB×1 ※1
  • 外形寸法
    約 295mm×55mm×327mm(幅×高さ×奥行き)
    (最大突起含まず)
  • 質量
    約 3.3kg
  • 光学ドライブ(読み出し専用)
    BD 6倍速CAV
    DVD 8倍速CAV
  • 入出力
    Super-Speed USB (USB 3.1 Gen1) ポート×3
    AUXポート×1
  • 通信
    Ethernet (10BASE-T, 100BASE-TX, 1000BASE-T)
    IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
    Bluetooth® 4.0(LE)
  • 電源
    AC 100-240V, 50/60Hz
  • 消費電力
    最大310W
  • 動作環境温度
    5℃ - 35℃
  • AV出力
    HDMI®出力端子(4K/HDR出力対応)
    光デジタル出力端子
 

ソニー,「PlayStation 4 Pro」を発表。噂の4K対応ハイエンドPS4は4万4980円(税別)で2016年11月10日発売

ビデオ出力は4KおよびHDR(High Dynamic Range,ハイダイナミックレンジ)対応なので,従来と変わらずHDMI×1となるインタフェースがHDMI 2.0に対応したのは確実だ。ただし今回SIEは,初期型を含むすべてのPS4でHDRに一斉対応したことも強調しているので,PS4 Proならではのメリットは,

  1. 4K表示に対応したディスプレイ接続時に,ゲームを4K描画もしくはアップスケールで表示でき,また,4K対応のNetflixやYouTubeストリーミングビデオを閲覧できる
  2. フルHD対応ディスプレイ接続時に,PS4用の全タイトルを1080p出力でき,さらに一部対応タイトルでは「より安定した高速なフレームレートで出力」(※日本語リリースより原文ママ)できる


ということになるだろう。
 なお,残念ながら発表時点でメモリクロックは明らかになっていない。CPUコアとGPUコアで共有するGDDR5メモリの容量は8GBで,この点は従来型PS4と同じだ。

一方,判明したスペックではGPU性能以外にも,気になるポイントがある。イベントにおいてSIEは,「標準のHDD容量が1TBに」というのをアピールしていたが,追って公開となったプレスリリリースによると,無線LANが従来のIEEE 802.11g対応からIEEE 802.11ac対応になり,また,USBのポート数がフロント2基なのは変わらずながら,主に「PlayStation VR」との接続が想定される追加の1基が増えているのだ。いずれも,体感性能や使い勝手を大きく左右するグレードアップと言えるだろう。

そのほか主なスペックは表のとおり。3層構造なので,横置き時の高さが長くなったのではないかと思う人もいるだろうが,実際には横置き時の横幅と奥行きのほうが長くなっている。また,当たり前といえばそれまでだが,本体重量,消費電力とも増大した。

表 PS4 ProとオリジナルPS4の主なスペック
  PS4 Pro オリジナルPS4
CPUコア Jaguar×8,動作クロック未公開 Jaguar×8,動作クロック1.6GHz
GPUコア 4.20 TFLOPS, AMD Radeon based graphics engine GCNアーキテクチャ,Compute Unit数18基(シェーダプロセッサ数1152基),動作クロック800MHz,演算性能1.84 TFLOPS
メインメモリ兼グラフィックスメモリ GDDR5,容量8GB GDDR5,容量8GB,256bitインタフェース,動作クロック5.5GHz相当,帯域幅176GB/s
ストレージ 2.5インチHDD(容量1TB) 2.5インチHDD(容量500GB)
読み出し専用光学ドライブ Blu-ray 6倍速,DVD 8倍速 Blu-ray 6倍速,DVD 8倍速
ビデオ&サウンド出力 HDMI×1,
光角形デジタルサウンド出力×1
HDMI×1,
光角形デジタルサウンド出力×1
通信系機能 有線LAN:10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T×1,
無線LAN:IEEE 802.11ac,
Bluetooth:4.0
有線LAN:10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T有線×1,
無線LAN:IEEE 802.11n,
Bluetooth:2.1+EDR
入出力端子 USB 3.1(Type-A)×3,AUX×1 USB 3.0(Type-A)×2,
AUX×1
サイズ 295(W)×327(D)×55(H)mm(※横置き時) 275(W)×305(D)×53(H)mm(※横置き時,CUH-1200A&CUH-1000Aシリーズ)
重量 約3.3kg 約2.5kg(CUH-1200Aシリーズ)
約2.8kg(CUH-1000Aシリーズ)
消費電力 最大310W 最大230W(CUH-1200Aシリーズ)
最大250W(CUH-1000Aシリーズ)
発売時点の価格(税別) 4万4980円 / 399ドル 3万9980円 / 399ドル(※CUH-1200A&CUH-1000Aシリーズ)

PS4 Proと薄型PS4、初代PS4詳細スペック比較。どれを選ぶべき?薄型と初代にも意外な差

薄型PS4とPS4 Pro、今から買うならどちらがお得なのでしょうか。
Sony Interactive Entertainment は、2016年9月8日の「PlayStation Meeting」において、PS4の新製品を2種類発表しました。GPUの強化で更なる高画質となった上位版「プレイステーション 4 Pro」(PS4 Pro)と、小型軽量化した新型「プレイステーション 4」(スリム)の2機種です。これから買うならどちらがお得なのか、初代機を含めて性能を比較してみました。

名称 「プレイステーション 4 Pro」(CUH-7000シリーズ) 「プレイステーション 4」(CUH-2000シリーズ、通称スリム) 「プレイステーション4」(CUH-1000Aシリーズ、初期モデル)
価格 4万4980円(税抜) HDD500GBモデル:2万9980円(税抜)
HDD1TBモデル:3万4980円(税抜)
3万9980円(税抜)
CPU x86-64 AMD "Jaguar", 8cores
(動作クロック向上)
x86-64 AMD "Jaguar", 8cores x86-64 AMD "Jaguar", 8 cores
GPU 4.20 TFLOPS, AMD Radeon based graphics engine 1.84 TFLOPS, AMD Radeon based graphics engine 1.84 TFLOPS, AMD Radeon based graphics engine
メモリ GDDR5 8GB GDDR5 8GB GDDR5 8GB
HDD 1TB 500GB、1TB 500GB
外形寸法 約 295mm×55mm×327mm(幅×高さ×奥行き)(最大突起含まず) 約 265mm×39mm×288 mm(幅×高さ×奥行き)(最大突起含まず) 約 275mm×53mm×305 mm(幅×高さ×奥行き)(最大突起含まず)
消費電力 最大310W 最大165W 最大250W
重量 3.3kg 2.1kg 2.8kg
WiFi IEEE 802.11 a/b/g/n/ac IEEE 802.11 a/b/g/n/ac IEEE 802.11 b/g/n


スリムと初代機を比較してみると、スリムは価格が安い上にハードディスクの容量が同じ~2倍に。通称通りに14mmも薄くなり、消費電力は34%減(SIE調べ)となっています。筐体設計の見直しで簡略化された部分もあるものの、無線では初めて802.11 acに対応するなど、安く小さくなっただけではない改良点もあります。

一方、PS4 ProはGPUがパワーアップ。同じゲームでも、Pro対応ならばグラフィックのディテールが細かくなったり、フレームレート(描画枚数)が増えて滑らかになる効果があります。特に高精細な4Kテレビ使用時に分かる違いですが、4Kテレビでないと意味がないわけではありません。

またゲームでもHDR (ハイダイナミックレンジ)信号に対応したため、対応ソフトであれば、深く階調の細かい闇の表現や、キラキラと煌くエフェクトなど、色と明暗の範囲が向上したリアルな映像になります。

大きさは初代機よりも幅20mm、高さ2mm、奥行き22mm増えているため、買い換えを考えている人は設置スペースの確認が必要かも知れません。

既に発表されているように、PS4 Proでは、PS VRを使った際にもフレームレート向上などの効果があります。また、PS4 Pro専用ソフトというものはなく、ゲーム自体は全モデルで原則的に同じものが動き、PS4 Pro対応ソフトならばProで動かした時は画面が豪華になります。

4Kテレビを持っていたり、ゲームが高画質でぬるぬる快適に動くことに重きを置くならば PS4 Pro が最適といえます。

PS4を買ったばかりでProを買い足すかは難しいところですが、これから買うのであれば、少しでも安いことが重要で、周囲のプレーヤーと同じゲームが遊べれば良いなら新PS4でも大丈夫。

特にゲームの画質向上に拘りがなくても、1万5000円程度の差はそれほど気にしないのであれば、PS VRを買い足したときなどに備えとりあえず上位版を買っておけば後悔しません。

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏