「お茶飲料」を巡る日中の差 中国で当たり前のことが、日本では「自殺行為」に

「お茶飲料」を巡る日中の差 中国で当たり前のことが、日本では「自殺行為」に=中国メディア

日本のスーパーやコンビニに行くと、実にさまざまな種類の「お茶飲料」が陳列されていることに気付く。緑茶系、麦茶系、ウーロン茶系、健康茶系など、そのバリエーションは豊富で、どれを買おうか迷ってしまうほどだ。そんな日本の「お茶飲料」には、中国人がきっと驚くある共通点が存在する。

 中国メディア・第一財経習慣はこのほど、「お茶飲料はどうして日本でこれほどよく売れるのか」とする記事を掲載。この「共通点」について言及している。記事は日本国内で「お茶飲料」が飛ぶように売れる理由が、「無糖」の2文字にあると説明。中国では「健康志向で『無糖』を打ち出したら、消費者からクレームが出るかもしれない」とする一方、「日本の飲料市場では、お茶飲料に甘さを加えることは自殺行為なのだ」と論じた。

 また、「お茶好き」の日本人のニーズに合わせて、緑茶飲料に留まらず様々な種類の「お茶飲料」が売られていることを紹介。砂糖を加えないという大原則を徹底すると同時に、各ブランドが絶えず新たな技術を開発したり、より個性豊かな「お茶飲料」を売り出すことに努めているとした。

 記事はさらに、緑茶飲料では中国の緑茶とは製法が異なり、中国緑茶は香りが強くて味が薄いのに対し、日本の緑茶は淡い香りながらもお茶の味がより強いという特徴についても説明した。記事は、中国の消費者からは「甘さを抜いてお茶の味だけしかしない飲料は、正直まずい」というクレームが出るかもしれないとしており、中国の「お茶飲料」は甘さで味をごまかしている可能性も示唆している。

 10年以上前、「加糖」や「微糖」が並ぶ中国の「お茶飲料」について、日本にいる中国の人から「中国はまだ豊かではないので、甘いものは高級品という観念がある」と説明された。今になっても「砂糖入り茶」の勢力が衰えないことを考えると、中国人はそもそも甘いお茶が好きなのか、と思えてくる。しかし、必ずしもそうではないらしい。記事のコメントには「中国もお茶は無糖にすべき。どうして中国のメーカーは、消費者が加糖茶を好むと勝手に思い込んでいるのか」という意見もあった。

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