舛添知事、辞任しない方針 「粉骨砕身、都政努めたい」

舛添知事、辞任しない方針 「粉骨砕身、都政努めたい」

東京都の舛添要一知事は記者会見で、「粉骨砕身、都政の運営に努めたい」と述べ、辞任しない方針を明らかにした。

舛添氏が湯河原町「別荘」売却へ 毎週末の公用車通いで批判殺到 漫画「クレヨンしんちゃん」購入は不適切

政治資金の「公私混同」疑惑について、東京都の舛添要一知事は、自身のファミリー企業が神奈川県湯河原町に所有していた別荘を売却する考えを示した。別荘は舛添氏が東京都の公用車を使用し、ほぼ毎週末、通っていたことが判明、都民から「公私混同」と多くの批判が寄せられていた。

 舛添氏の弁護士はは6日の記者会見、千葉県木更津市内のリゾートホテルに家族と宿泊し、政治資金を支出した件について「主たる目的は家族旅行であり、政治資金を用いたは不適切」と話した。これを含め、横浜市や栃木県日光市などで家族同伴での宿泊代6件も不適切とした。

 弁護士は、家族のために購入したとみられてもやむを得ない漫画「クレヨンしんちゃん」の政治資金での購入は「適切であったとは言い難い」と指摘。政治資金での美術書の購入や美術品の購入について「知識を政治活動に生かすために、不適切でも違法でもない」、絵画や版画の購入については「点数や合計金額が多すぎる」として不適切だったとした。

 また、この日の会見で、知事は会見で続投する意向を表明した。

舛添都知事:湯河原の別荘売却へ 辞職は否定

東京都の舛添要一知事は6日、政治資金の支出などを巡る「公私混同」疑惑について、元検事の弁護士に依頼した調査の結果を公表した。

 調査報告書は舛添氏が政治資金で購入した美術品について「あまりに多すぎ、合計金額も多すぎて、政治資金の支出としては不適切」と指摘した。政治資金からの宿泊費6件、飲食費14件の支出についても、家族との私的なものだった可能性が強いとして不適切と判断し、返却を含めた是正が必要と結論付けた。

 調査結果を受けて舛添氏は、公用車での行き来が問題視された神奈川県湯河原町の別荘を売却する方針を示し、宿泊費や飲食費で不適切と指摘されたものは返金する意向を示した。一方、「粉骨砕身取り組む」として知事を辞職することは否定した。

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舛添氏、続投を強調=自公は厳しく批判―「知事失格」進退問う・都議会代表質問

東京都の舛添要一知事は7日の都議会代表質問で、自らの政治資金流用などの問題を受け、「説明責任を十分果たしていきたい。不退転の決意で信頼回復へ仕事にまい進する覚悟だ」などと述べ、知事を続投する意向を繰り返し強調した。これに対し、知事与党の自民党や公明党は「説明責任を果たしたとは思わない」と厳しく批判。8日の一般質問で各会派はさらに追及する構えだ。

 自民党の神林茂氏は「都政への信頼を失墜させ、停滞させた過ちは計り知れないほど大きな罪だ。あなたに期待してきたが、見事に裏切られた」と批判。「知事(の姿勢)が変わらないなら、いつでも警告に代わる措置を講じる用意がある」と迫った。

 公明党の上野和彦氏は、舛添氏が公表した、元検事の弁護士2人による第三者調査の報告書について「結局は知事が調査費を支払う弁護士で第三者とは言えない」と指摘した上で、「第三者の調査結果を待たなければならない時点で知事はもう失格だ。政治家の出処進退は自ら決めるべきだ」と断じた。

 これに対し舛添氏は「真摯(しんし)に反省している」と陳謝し、政治資金に詳しい会計責任者を外部から招き、資金管理を厳格化する考えを表明した。「公私混同」との批判を浴びた公用車による別荘通いについては「危機管理意識が甘かったとの批判は当然。天につばする行為だった」と述べた。弁護士の調査については「信頼性は確保できている」と説明した。

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「疑惑の総合商店と言わざるを得ない」 都議の指摘に「説明責任果たせていない」と認める

《政治資金や公用車などの「公私混同」疑惑が指摘されている東京都の舛添要一知事を追及する都議会の一般質問が8日午後1時、始まった。弁護士による「第三者」の調査結果で計440万円の不適切な支出を指摘され、「けじめ」として公用車で通っていた神奈川県湯河原町の別荘の売却などを表明した舛添氏。7日の代表質問では都議4人から「納得できない」などと厳しい質問が相次いだが、8日は全会派から15人が次々と質問する予定になっている。どのような追及が行われ、舛添氏はどう答えるのか》

 《1人目に質問する自民党の来代(きたしろ)勝彦都議が登壇する。議場は静まりかえり、質問に注目が集まっている》

 来代氏「昨日の代表質問では都議会自民党として前代未聞の再質問を行う事態になりました。知事、このことを重く受け止めてください。先日、広島を訪れたオバマ米大統領の演説は感動的でした。言葉には力があります。言霊があります。知事の答弁は同じ場所に立つ者として、選挙で応援した者の1人として、『情けない』の一言につきます。説明責任を果たしたとは言い難く、せこい言い訳ばかりで恥ずかしい限り。かつて『疑惑の総合商社』といわれた議員がおりました。今の知事は『疑惑の総合商店』と言わざるを得ない」

 来代氏「開会日の所信表明では裏切られた思いであります。知事は罪悪感を感じておられるのでしょうか。火に油を注ぐ結果となりました。私は日頃から戦後教育の中で生まれた自分さえ良ければという利己的な考えを批判して参りました。本来、われわれ日本人は勤勉で礼儀正しい民族であります。然るに知事の言動は、私が憂えてきた日本人の悪しき姿そのものです。とりわけこの国の未来を担う子供たちへの影響は計り知れないものがあります」

 来代氏「知事は就任時、『万民の上に位する者、己を慎み、品行を正くし、驕奢を戒め、節倹を勉め、職事に勤労して人民の標準となり、下民その勤労を気の毒に思ふ様ならでは、政令は行はれ難し』との西郷隆盛の遺訓をどのような思いで述べられたのでしょうか。理解できません。然るべき時に身を切る覚悟が必要です。知事は道義的責任についてどのように考えているのか伺いたい」

 《川井重勇議長が舛添氏を指名する。登壇した舛添氏は一礼して答弁を始めた》

 舛添氏「道義的責任についてご質問がありました。己を慎み、品行を正しくした上で丁寧な説明を尽くしていきたいと思います。厳しいご批判を頂きましたが、説明責任を果たせていないということだと思います。自らの言葉で説明できない政治家は身を切るべきというご指摘だと受け止めています。強く自らを戒め、厳しく行動していきたいと思います」

 《舛添氏は深々と一礼して答弁台から降りた。この後、14人分の追及が待っている》

美術館39回視察「個人的趣味」との批判に、舛添氏「バランス欠いた」

《政治資金や公用車などの「公私混同」疑惑が指摘されている東京都の舛添要一知事を追及する都議会の一般質問。5人目に質問する野党第一党、共産党の大島芳江(よしえ)都議が登壇した》

 《大島氏がまず取り上げたのは平成25、26年、千葉県木更津市のホテルでの家族との宿泊費を『会議費』として政治資金収支報告書に記載した問題だ》

 大島氏「7日の代表質問に対する知事の答弁には都民の誰もが納得せず、知事が事実を明らかにし、潔く辞職することを求めています。千葉県のホテル宿泊費について知事は『事務所関係者らとの会議』と説明してきたのに、(第三者の調査)報告書では『出版社社長に相談した面談』とされています。この矛盾について知事は代表質問で『広範な趣旨で事務所関係者と述べた』『具体的には会議という表現で良かった』と答弁しました。知事、いい加減、見苦しい言い訳はやめてください。改めて伺いますが、知事はこの家族旅行の費用を会議費と記載したことは適切だったと今でも認識しているのですか。これが虚偽記載でないと言うのなら、社長なる人物が実在し、客室で面談した証拠を示すべきです。ホテルの領収書の写しをわが党も調べました」

 《ここで大島氏は、2枚の領収書が拡大表示されたパネルを示した》

 「このパネルの通り、当日のホテルの領収書には、支出の明細は書かれていません。政治資金規正法11条では明細を求めていますが、なぜ明細がないのでしょうか。宿泊代というただし書きを書かずに総額だけを記載して作らせたものではありませんか」

 《一連の問題では、舛添氏の庁外視察先が美術館に偏っていることが問題視されており、大島氏はその問題についても舛添氏に問いただす》

 大島氏「年間55回の視察のうち美術館は39回もあるのに保育園や介護施設などは1カ所もない実態に批判の声があがっています。明らかに特定分野、自分の趣味や関心に偏重した視察と言わざるを得ません。例えば、知事は美術館視察の理由にオリンピックの文化プログラムをあげていますが、美術館は39回視察しながら、他の音楽、舞踊分野などの視察は一度もありません。このような視察先の選定は知事の個人的な趣味や関心が反映されているのではありませんか。美術館視察では五輪に向けた対応を要請、懇談すると説明していましたが、私たちの調査では要請や懇談がなかった視察が確認できただけで8回ありました。3回視察した美術館では3回とも協力要請はなかったと話しています。このように到底、五輪のためというより鑑賞が主目的の視察もあったのではありませんか。公務性が疑問視される視察も都生活文化局が受け入れを要請し、事前の準備や当日の態勢など職員が複数動員され、公用車が使用されます。知事は趣味や関心のために職員が動員されてきたことを当然だと考えるのでしょうか」

 大島氏「しかも知事は『公務と公務の間にかなり押し込んでもらった』と話していましたが、知事の日程と公用車記録を突き合わせると午前中は美術館視察だけだった日が5回、午後5時前に美術館に行き、そのまま帰宅する日が11回、さらに1時間半で2件をハシゴしている日もあります。全てが忙しい公務の間に視察したとはいえないのではありませんか」

 大島氏「公用車の問題について伺います。代表質問で世田谷区の自宅や神奈川県湯河原町の別荘への移動の際、『公用車に家族を乗せたことはない』旨の答弁をされました。就任以来、家族を公用車に乗せたことは一度もないのか明確な答弁を求めます」

 《舛添氏が登壇する》

 舛添氏「まず政治資金収支報告書の問題についてお答えします。旅行先といえども私にとって政治的に極めて重要な意味を持つものだったので、その意味で『会議』と記載させていただきました。しかしながら厳しいご指摘、都民からのご批判を受け、また弁護士による調査報告で私が安易に(旅行)全体の経費として記載したことは良識から外れていたというほかなく不適切だったと認識しております」

 《そう話し、ここで舛添氏は軽く頭を下げた》

 舛添氏「当初は事務所関係者による調査をしましたが、身内の調査ということで批判されたので、弁護士に依頼することになりました。その結果、面談は行われたとの事実関係が認定されたものだと受け止めております。先日の報告会見で弁護士からも調査は十分尽くされたと説明されたところであります」

 舛添氏「その際の領収書を確認していただいていますが、この領収書にはただし書きを記載する欄がそもそもございません。明細について私には当時の記憶がございませんので、お答えは差し控えさせていただきますが、調査報告では是正が必要と指摘されたので、今後はこのようなことのないよう注意して参ります」

 舛添氏「美術館視察についてはご指摘の通り、五輪での文化プログラムへ向けて集中的に行ってきましたが、他の施設に比べてバランスを欠いていたことは改善させていただきたいと思います。島嶼(とうしょ)部など地域性を考えながら選定したいと思います。鑑賞が主な目的ではないかとの指摘でしたが、私自身が発想を豊かにしていくことも重要なことではないかと認識しております。バランスを欠いたことで職員にも迷惑をおかけしました。効率的な視察を行えるよう工夫してきたところですが、今般の批判や調査報告を踏まえてバランスを配慮するとともに地域性に配慮して日程を組み立てたいと思います」

 舛添氏「公用車への家族の同乗についてですが、これまで園遊会や、在京大使との音楽会などで家族を乗せたことがあります。これらは都知事として招待されたものであり、同時に家族も招待されたものだと認識しております」

 《舛添氏は淡々とした口調で答弁を続けている》

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知事進退への言及避ける 集中審議で追及へ 給与50%減額の意向

東京都の舛添要一知事の政治資金「公私混同」疑惑などを追及する都議会の一般質問が8日行われた。選挙で舛添氏を支援した自民、公明の都議も責任論に踏み込んで追及したが、舛添氏は従来通りの説明と反省の弁を繰り返し、続投の意向を繰り返し述べた。

 自民、公明は疑惑の解明に向け、知事への一問一答方式での集中審議を行う方針を決定。都議会総務委は9日の理事会で13日開催を軸に日程を協議するが、自公からは15日の閉会後に先送りする声もあるといい、日程は流動的だ。

 一般質問は都議15人が質問し、全員が疑惑を追及した。公明の斉藤泰宏都議は「いかなる理由で知事職にとどまるのか」と詰め寄ったが、舛添氏は弁護士による調査報告書に沿った答弁を繰り返し、「地道に都民や議会の理解を得たい」などと答弁した。自民も7人が質問し「身を切る決断が必要だ」と判断を迫ったが、舛添氏は「生まれ変わった気持ちで」などと同じような答弁を繰り返した。

 一方、自民都議からは、強い調査権限を持つ「百条委員会」について「参院議員時代の問題は議論になじむのか」と質問があり、都総務局長が「地方自治法に照らすと、一般的になじみにくい」と否定的な認識を示した。

 議会関係者によると、舛添氏は8日の一般質問の後、都議会側に混乱を招いた責任を取って自らの給与を50%減額する意向を伝えた。閉会日までに改正条例案を提案するとみられる。

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舛添知事:辞職応じず 自民も不信任案提出へ

東京都の舛添要一知事の政治資金支出などを巡る公私混同問題で、都議会7会派のうち自民を除く6会派と無所属議員2人は14日、舛添氏の不信任案を議会運営委員会に提出した。自民は舛添氏に自ら職を辞するよう促したが拒まれたため、不信任案を提出する方針を決めた。各会派は不信任案を一本化した上で15日の本会議で可決する構え。舛添氏は可決を受けて都議会を解散する選択肢もあるが、改選後に再可決されることは必至だ。

 都議会最大会派で知事与党の自民は、14日朝の自民党東京都連の緊急幹部会議で、舛添氏に自発的な辞職を求めることを決めた。都連関係者によると、会議では「世論の批判が与党にも向けられており、かばいきれない」との意見で一致した。この際、不信任案を提出することも検討されたが、「舛添氏は一筋縄ではいかない」と都議会解散に踏み切る可能性を危惧する声が上がり、辞職するよう説得することになった。

 しかし、舛添氏はかたくなに知事続投の態度を崩さなかった。同日午後の都議会の川井重勇(しげお)議長(自民)との会談で辞職願の提出を拒んだ。この間、与党の公明が不信任案の提出を決定したため、最終的に自民も提出に同調した。

 こうした動きに対し舛添氏は14日夕、議運委理事会への出席を求め「不信任案が可決されたら辞職か解散しかない。(8〜9月の)リオデジャネイロ五輪・パラリンピックを前に国益にとってマイナス。進退については9月に開かれる次の都議会定例会まで待ってほしい」と要望した。出席していた都議によると「今すぐにでも辞めたいが、都政の混乱を避けたい」と涙を流して訴えたという。

 自民は「解散するなら受けて立つ」との強気の姿勢を見せている。ただ、14日深夜に至っても不信任案を提出しておらず、都議会定例会最終日の15日の本会議開会直前まで、引き続いて自発的な辞職を迫るとみられる。

 舛添氏は13日に開かれた都議会総務委員会の集中審議でも「知事の座にしがみつくわけではない。リオ五輪・パラリンピックが終了した時に知事にふさわしくないと判断したら、不信任案を出してほしい」と述べていた。

 不信任案は議員123人の3分の2以上が出席し、4分の3以上が賛成すれば可決される。その場合、知事は10日以内の都議会解散か、その期間経過後の失職を選択する。失職を通告した翌日から50日以内に選挙が行われる。

 舛添氏が15日に辞職した場合、知事選は7月10日の参院選投開票日後に告示され、8月6日のリオ五輪開幕直前に投開票日が設定される公算が大きい。

舛添氏「子供のこと考えると、今でもやめたい」

14日夕に開かれた東京都議会の議会運営委員会理事会に、自ら望んで出席した舛添要一知事。

不信任決議案という包囲網が敷かれる中、時折、声を詰まらせ「子供たちのことを考えると、今でもやめたい」と情に訴えた。「知事選か都議選がリオデジャネイロ五輪と重なり都政の混乱を招く」と、都議会の解散にも言及したが、各会派は「不信任案提出の方針は変わらない」など、厳しい反応を示した。

非公開で行われた同理事会に出席した都議によると、舛添知事は前日の総務委員会と同じ内容の発言を繰り返し、「リオデジャネイロ五輪・パラリンピックを前に、このような混乱を招くのは国益にとってもマイナスだ」などと主張。そのうえで、「知事の仕事を続けてきたのは、ひたすら混乱を避けたかったためだ」と訴えた。

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舛添知事辞職:真相、闇に…会見なし、経費改革も棚上げ

東京都の舛添要一知事の辞職により、舛添氏の指示で都職員が進めていた海外出張費の削減や公用車の使用ルール見直しなどが、棚上げされることになった。舛添氏は都議会総務委員会の集中審議で、政治資金で購入した美術品の存在確認などに応じると確約したが、実施される可能性は低そうだ。公私混同問題に関わるいくつかの約束が果たされないまま、舛添氏は21日に知事職を降りる。

 舛添氏は2014年2月の就任から16年3月までに8回、海外出張し、総額約2億1305万円の経費を費やした。都条例が定める宿泊費上限(1泊4万200円)を大幅に上回る約19万8000円のスイートルームに宿泊したり、飛行機の座席をファーストクラスにしたりして、公金支出に対する意識の低さが問題視された。

都知事の海外出張を巡っては、2代前の石原慎太郎氏が13年6カ月の在任中に、確認できた28回の海外出張で計約4億6652万円を支出するなど、経費が高額過ぎるとの指摘は元々あった。

 舛添氏は問題が明るみに出た後「事務方が準備したホテルや座席を使った。チェックすべきだった」と述べ、局長級幹部3人を含む計8人の都職員による出張経費見直しの検討会を発足させた。

 都によると、検討会はこれまでに3回開かれ、結果を6月末までにまとめる予定だったが、舛添氏の辞職で作業は中止された。担当職員は「作業を継続するかどうかは、新知事に相談するしかない」と話す。

 舛添氏の神奈川県湯河原町の別荘通いを発端とした公用車の使用ルール厳格化の取り組みもストップした。都によると、「移動先または移動元が公務地との内規徹底」「公用車で向かった先と公務の内容の公開」「公務に向かう途中にどこかに立ち寄る場合は短時間にする」との新ルールをまとめようとしていた。しかし、今後、新ルールに従った運用にするかどうかについて、担当職員は「新知事がどう考えるかなのでコメントできない」としている。

 舛添氏は13日の集中審議で、政治資金で購入した美術品のリスト提出と都議による実物確認に応じることを約束した。都によると、取り扱いは議会側と調整中というものの、20日に予定されていた2回目の集中審議は中止されており、実現の見通しは立っていない。

 舛添氏は17日、毎週金曜日の定例記者会見に出席しなかった。今後も会見を開かないとの意向を示している。千葉県木更津市への家族旅行でホテル宿泊費を政治資金から支出したことなどの公私混同問題に関し、都民は明快な説明を受けられないままになりそうだ。

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