ソニーやシャープ、パナソニックも!社名を変更した世界的な有名企業20選
人気ビールブランド「バドワイザー」の名称が、米国内販売製品に限り5月23日から期間限定で「アメリカ」に変更されると発表され、衝撃が広がっている。
誰もが知っている世界的な有名企業でも、創業当時は現在とは似ても似つかないような社名だったり、何度も社名変更を重ねてきた事例が多く存在する。今回は、こうした有名企業や一流ブランドの「旧社名」や「旧ブランド名」をご紹介する。
アップルコンピュータ → アップル
スティーブ・ジョブス氏らが1976年に立ち上げたアップルコンピュータ(Apple Computer)は、PCのマック製品を主力としてきたがiPod発売などを皮切りに事業が一気に多様化。2007年に社名よりコンピュータを抜き、アップル(Apple Inc.)になった。
バドワイザー → アメリカ(期間/場所限定)
ビール世界首位のアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ベルギー)は、主力ブランドのビール「バドワイザー」の名称表示を期間限定で米国内販売製品のみ「アメリカ」に変更すると発表。このところクラフトビールに押されて低迷傾向にあるためテコ入れ策として、米大統領選に便乗した話題づくりのようで、大統領選本選がある2016年11月まで全米で販売される予定だと言う。
松下電器産業 → パナソニック
日本を代表する経営者として有名な松下幸之助氏が、1935年に創業した松下電器産業が、パナソニック株式会社に商号変更したのは2008年。同社は国内向けの白物家電は「ナショナル」ブランド、海外向けを「パナソニック」とブランド名を使い分けていたが、パナソニックブランドが世界的に浸透したことを考慮し、ブランドや社名をパナソニックで統一した。
ブラッド・ドリンク → ぺプシコーラ
清涼飲料水の代名詞ともいえるソフトドリンクブランドのペプシコーラだが、その起源は1893年にキャレブ・ブラッドハム博士(薬剤師)が消化不良の治療薬として考案したものに端を発する。当初博士の名前にちなんでブラッドドリンク(Brad's Drink)として売りに出された。その後、主原料であるコーラナッツと消化酵素のペプシンからペプシコーラにブランド名が変更された。
株式会社丸福 → 任天堂骨牌 → 任天堂
スーパーマリオシリーズなど数多くの人気作品を生み出し、ソフト・ハードの両面でゲーム業界の中心的な存在の日本の玩具・ゲームメーカーの任天堂は1889年(明治22年)に花札の製造元として創業。株式会社丸福から任天堂骨牌(こっぱい/かるた)へと社名変遷を経て、1963年に任天堂株式会社(現商号)に社名変更した。
早川電機工業株式会社 → シャープ
日本を代表する大手家電メーカーのシャープ(Sharp)の社名は、創業者の早川徳次氏が1915年に金属製繰出鉛筆(いわゆるシャープペンシル)を発売して爆発的な大ヒットにつながったことに由来する。1970年代に入り、社名を早川電機工業株式会社からシャープに改めた。
BACKRUB(バックラブ)→ GOOGLE(グーグル)
世界大手の検索エンジンであるグーグル(Google)は、1996年にラリー・ペイジ氏やセルゲイ・ブリン氏によって創設されたBackRub(バックラブ)が前身にあたる。その後、2人は社名を変えようとしたがドメインを取得する際に「googol(グーゴル」にするつもりが入力ミスで「Google(グーグル)」と打ってしまったが、スぺルミスに気づいた後もかえってオリジナル造語として良いと考え、その社名を続行することに。ちなみにgoogol(ゴーグル)とは1の後に0が100個付く数字で、10の100乗、100の10乗と表記される。
東京通信工業株式会社 → ソニー
1946年の終戦後の荒廃の中、井深大氏や盛田昭夫氏らはソニー(Sony)の前身にあたる東京通信工業株式会社を設立。同社は日本発のトランジスタラジオや世界初のトランジスタテレビを発表した。1958年に、社名をソニー(Sony)に変更。社名の由来はSonicの語源となったラテン語の’Sonus (ソヌス)’と坊やという意味の‘Sonny’から取った。簡単で覚えやすく、どこの国の言葉でも同じように読めて発音できることを重視して考案された。
ピーツ・スーパー・サブマリン → サブウェイ
世界一店舗数の多い飲食店チェーンとして有名なサブウェイ(SUBWAY)の前身は、1965年にオープンしたサンドイッチ店「Pete’s Super Submarines(ピーツ・スーパー・サブマリン)」。創始者のピーター・バックの氏の名前と、具を挟むバゲット(棒状のフランスパン)が潜水艦(サブマリン)に似ていることから名付けられた。その後、1974年にチェーン店化するときに今の名前であるサブウェイに改めた。
スタッグ・パーティ → プレイボーイ
1953年に創刊され、セクシーな女性のグラビア写真で大人気を獲得したプレイボーイ誌(PLAYBOY)。創刊者のヒュー・ヘフナー氏は当初雑誌名を「スタッグ・パーティ(Stag Party)」(「男だらけのパーティ」の意)にしようと考えていたらしい。だがアウトドア雑誌の「スタッグ」から、「タイトルに“スタッグ”を使用するなら法的措置を取る」と告げられ、泣く泣くあきらめた経緯があるとか。
ブルー・リボン・スポーツ(BRS)→ ナイキ
世界トップのスポーツブランドとして君臨する米企業ナイキの歴史は、1962年、ブルー・リボン・スポーツ(BRS)社として始まった。創業当初は、日本からオニツカタイガー(現在のアシックス)のシューズを輸入しアメリカ国内で販売していた。両社の間で対立があったため、BRSはナイキ(Nike)に社名変更。社名の由来は、社員の一人が夢で見た、ギリシャ神話の勝利の女神「ニーケー(Nike)」から取られたと言う。
ダットサン → 日産
ダットサン(Datsun)はかつて日産自動車を代表する小型車のブランド名として、海外市場を中心に長く親しまれ使用されていたが、1981年に当時の経営陣の判断により、ダットサンブランドは順次廃止されるようになり、日産ブランドへ統一されるようになった。
スターバックス・コーヒー・ティー・アンド・スパイス → イル・ジョルナーレ → スターバックス
スターバックスの前身は1971年に米シアトルにオープンした、コーヒー豆や紅茶・スパイスを販売するお店「スターバックス・コーヒー・ティー・アンド・スパイス」("Starbucks Coffee, Tea and Spice")。1985年に同社を退社したハワード・シュルツ氏は翌年テイクアウトメニューの店頭販売会社イル・ジョルナーレ ("Il Giornale")社を設立し大ヒット、1987年にスターバックスの店舗と商標を購入、スターバックスブランドとして経営を拡大、世界中にスタバブームを巻き起こした。
リサーチ・イン・モーション(RIM)→ ブラックベリー
カナダのスマートフォン・タブレットブランドとして有名なブラックベリー社は、もとは1984年にコンシューマー・エレクトロニクス企業のリサーチ・イン・モーション(RIM:Research in Motion)社として創業。2013年、RIMはビジネスモバイルとして大ヒットした同社端末のブランド名であるブラックベリー(BlackBerry)に社名変更することを発表した。
JERRY’S GUIDE TO THE WORLD WIDE WEB → ヤフー(YAHOO)
世界的なインターネット検索サイトとして名をはせるヤフー(Yahoo)の前身は、スタンフォード大学学生だった楊致遠(ジェリー・ヤン)氏とデビッド・ファイロ氏によって1994年に創設されたウェブディレクトリ「Jerry’s Guide to the World Wide Web(世界中のウェブへと誘うジェリーのガイド)」。その後すぐに社名がヤフー(Yahoo)に改められたが、「Yet Another Hierarchical Officious Oracle(意味:さらにもうひとつの階層的な気が利くデータベース)」の頭文字をとったと言われる。
マラソン → スニッカーズ
世界的な大手食品メーカー、マース(Mars)が製造販売する人気商品のチョコレートバーのブランド名であるスニッカーズ(SNICKERS)は、イギリスでは当初マラソン(Marathon)という商品名で売り出されていたが、1990年以後は世界標準のスニッカーズに統一されることになった。
マスターチャージ → マスターカード
世界中で広く使用できるクレジットカードの国際ブランドであるマスターカード(MasterCard)は、1966年にアメリカでカード発行を行っていた銀行などにより設立され、当初の社名はマスターチャージ(Master Charge)だったが、1979年に現在の社名に変更された。
FEDERAL EXPRESS → FEDEX(フェデックス)
200を超える地域をカバーし、国際輸送サービスを提供する世界最大の航空貨物輸送会社であるFedEx(フェデックス)。元々はイェール大学を卒業したフレッド・スミス氏が1965年にFederal Express社を立ち上げたのが起源で、1994年に新しいブランド名としてFedEx(フェデックス)に変更した。
クォンタム・コンピュータ・サービス → AOL
米大手インターネット関連サービス企業のAOL(エーオーエル)の前身は、1985年に創業したクォンタム・コンピュータ・サービス(Quantum Computer Services)社で、2006年にAOLに社名変更された。
MOZILLA FIREFOX(ファイアバード)→ MOZILLA FIREFOX(ファイアフォックス)
Mozilla Foundationは同財団が開発しているWebブラウザをバージョンアップする際に、それまでのファイアバード(Firebird)という名称からファイフォックス(Firefox)に変更すると発表した。名称変更の理由を「別のオープンソースプロジェクトと重なるのを避けたため」と説明した。
