前田健さんの死因は虚血性心不全…26日午前1時36分に帰らぬ人に
歌手・松浦亜弥(29)のモノマネで知られ、26日未明に急死したタレント・前田健さんの死因が、虚血性心不全だったことが26日分かった。所属事務所が発表した。44歳だった。
前田さんは4月24日夜、東京・新宿三丁目の路上で突然倒れ、心肺停止の状態で病院に搬送された。集中治療室(ICU)で治療を受け、心臓は動き出したが意識は戻らない状態が続いていたが、26日午前1時36分に帰らぬ人となった。
前田さんは4月24日午後7時10分ごろ、東京・新宿三丁目の路上で突然嘔吐(おうと)し、倒れた。たまたま通りかかった医大生らが心臓マッサージを施し、「AED(自動体外式除細動器)」で蘇生を試みた。その後、救急隊が到着し、心肺停止の状態で病院に搬送された。心臓は動き出したが、意識は戻らず、集中治療室(ICU)で治療を受けていた。
警視庁四谷署などによると、外傷はなく、事件に巻き込まれた可能性は低いとしていた。
◆虚血性心不全(虚血性心疾患) 急性心臓死あるいは心臓発作の大半がこの虚血性心疾患。虚血とは臓器に栄養となる血液が供給されなくなる状態をいう。心臓の栄養血管である冠状動脈の動脈硬化性変化による狭窄や閉塞で起こり、代表例が狭心症や心筋梗塞。虚血性心疾患の3大危険因子は高血圧、糖尿病、高脂血症で、これに喫煙、肥満、食事、運動不足、ストレスなどが加わるとされている。
医師として解説します。もともと前田健さんは持病に不整脈があったそうですが、今回は突然致死的な不整脈発作が出たのかもしれません。心臓は一定間隔の電気信号で順序良く広がったり収縮したりするポンプの役割をしていますが、不整脈はこの電気信号がばらばらになった結果ポンプの動きが悪くなったり、ひどい時には心臓が止まったのと同じになってしまうことがあります。
おそらく前田さんは不整脈発作を起こし、一時的に心臓が止まった状態と同じだったのでしょう。通りがかった医学生が心臓マッサージとAED装着をして下さったそうです。心臓マッサージとは心臓のポンプの働きを手で代わりにする行為で、AEDは乱れた電気信号を整えます。それでも救命出来なかった悔しさを感じます。ご冥福をお祈りいたします。
この疾患で亡くなる人は少なくありません。どこでも、倒れて意識が無い人を見たら迷わず大急ぎでAEDを探し装着してください。
前田健さん、未明に死亡 路上で倒れてから1日半、治療のかいなく…
東京・新宿の路上で倒れ、心肺停止状態で病院に搬送されていたものまねタレントの前田健さんの所属事務所は、前田さんが26日午前1時36分に亡くなったことを明らかにした。44歳だった。葬儀などについては未定。
死因について、事務所は現時点ではわかっていないとし、持病などもなかったという。前田さんは自身のフェイスブックで、不整脈であることを打ち明けていた。
前田さんは24日午後7時過ぎ、東京都新宿区新宿3丁目付近の路上で意識を失って倒れているところを発見された。行きつけのパスタ店で食事したことをツイッターで伝えた直後で、倒れていたのは店から30メートルほど離れた場所だった。
通りかかった医大生2人が心臓マッサージを施し、さらには近くのパチンコ店の店員が店からAEDを持って駆けつけ処置したが、反応は見られなかったという。
その後、付近の店の店員が119番通報。救急車が到着するまではかすかに脈があり、倒れていた顔のそばに嘔吐(おうと)物とみられるものがあったという。
所属事務所は25日午後、報道各社にファクスし、前田さんが救急搬送されたことを発表。その後、デイリースポーツの取材に対して、集中治療室で治療を受けて蘇生し、心臓も動き出したことを明らかにしていた。
