SMAP消滅で業界混乱…29年目5人の衝撃的決断、ジャニーズ事務所が認める

SMAP消滅で業界混乱…29年目5人の衝撃的決断

国民的アイドルグループSMAPの中居正広(43)稲垣吾郎(42)草なぎ剛(41)香取慎吾(38)が、ジャニーズ事務所から独立することが12日、分かった。木村拓哉(43)は事務所に残る方向だが、グループはこれで事実上の解散となる。

SMAPの事実上の解散が明らかになり、芸能界はもちろん、広告業界、スポーツ界など各方面に多大な影響が及ぶことは必至となった。フジテレビ系の人気長寿番組「SMAP×SMAP」(月曜午後10時)の存続はもちろん、SMAPブランドを活用したビジネスは多岐にわたっており、エンターテインメント業界全体が対応に迫られる。

 SMAP5人がそろうレギュラー番組は現在、ミニ番組を含めてテレビ、ラジオを合わせて3本ある。その代表格が冠番組の「SMAP×SMAP」だ。96年にスタートし、SMAPをテレビ界きっての人気者に押し上げた番組で、今年放送20年を迎えた。メンバーがゲストに料理を振る舞う人気コーナー「ビストロSMAP」は関連本がベストセラーになるなど社会現象も起こした。海外セレブもゲストで多数出演するなど、日本を代表するバラエティー番組だ。グループの分裂、事実上の解散に伴い、フジテレビは大幅な見直しに迫られることになる。

 公式ホームページによると、CM契約はセブン&アイ・ホールディングスとUSJの2社。いずれも日本を代表する大企業とテーマパーク。契約期間などは不明だが、こちらも対応に追われることになる。

 スポーツ界にも影響が及ぶ。日本財団パラリンピックサポートセンターからの依頼で「応援サポーター」を務めている。パラリンピックの「顔」として、大きな役割を期待されており、解散となれば、関わり方に変化が求められる可能性もある。

 SMAPはメンバーそれぞれの好感度が高く、単独で多くのCMやレギュラー番組を抱えている。CM契約は香取の5本を筆頭に、木村が4本、中居、草なぎがそれぞれ3本、稲垣が1本となっている。メンバー個々の魅力も評価された契約ではあるが、「SMAP」というブランドも契約を後押ししており、状況が一変することで、各企業の対応も注目される。

 個々の仕事は現在、順調だ。中居は、司会を中心にテレビで活躍中。木村は主演映画「無限の住人」(三池崇史監督、来年公開)の撮影に入っている。草なぎはテレビ朝日系の主演連続ドラマ「スペシャリスト」(木曜午後9時)が明日14日から、香取はTBS系の主演連続ドラマ「家族ノカタチ」(日曜午後9時)が17日からそれぞれスタートする。稲垣も来月6日から主演舞台「恋と音楽FINAL~時間劇場の奇跡~」が待ちかまえている。

 今年25周年を迎えた。テレビ各局に中居が5本、香取が3本、草なぎが2本、稲垣が1本のレギュラー番組を持つなど、その影響力は芸能界でも屈指の存在。今回の決断がどのように影響するか、注目される。

※草なぎのなぎは弓ヘンに前の旧字の下に刀

SMAP解散へ協議・交渉中 ジャニーズ事務所が認める

国民的アイドルグループSMAPの解散危機が一部で報道された13日午後、ジャニーズ事務所がマスコミ各社へのファクスで解散についての協議・交渉中であることを認めた。

 ファクスによると、「SMAPの一部メンバーの独立問題と担当マネジャーの取締役辞任等に関する報道」について、「たしかに、この件について協議・交渉がなされている事実は存しますが、そのような状況下であるため、詳細についてのお問い合わせにはお答えできません」として、理解を求めた。

国分太一、SMAP分裂危機報道に驚き「語れることはない」

SMAPの分裂、解散危機が報じられた13日、ジャニーズ事務所所属の「TOKIO」国分太一(41)がMCを務めるTBS系「白熱ライブ ビビット」(月~金曜前8・00)に出演。報道について「僕も今朝の新聞を見て知ったので率直に言って驚いています」とコメントした。

 「SMAPのメンバーがまだ何も語っていないので僕自身、いま語れることがないです。昨年の紅白歌合戦のときにも話をしたが、SMAPメンバーからそういう素振りは感じなかったので報道は驚きました」と率直な心情を明かした。

 TOKIOの山口達也(44)は水曜パーソナリティーを務める日本テレビの「ZIP!」(月~金曜前5・50)に出演。番組内では3度SMAPの報道に触れたが、山口はコメントしなかった。他の芸能ニュースを扱った際には画面右下にワイプがあったが、SMAPの報道中は出演者のワイプはなかった。

 フジテレビの「めざましテレビ」(月~金曜前5・25)には、主演ドラマ「フラジャイル」(12日スタート、毎週水曜後10・00)のPRでTOKIOの長瀬智也(37)が登場したが、長瀬も報道には触れず。NHK「あさイチ」(月~金曜前8・15)のメーンMC、V6の井ノ原快彦(39)も番組中のコメントはなかった。

SMAP分裂 引き金は週刊誌のメリー喜多川副社長インタビュー

SMAPの分裂劇が勃発したのは昨年8月ごろ。これに先立って週刊誌に掲載されたメリー喜多川副社長のインタビューをめぐり、大きな溝ができたことが引き金だ。

 もともと女性マネジャーはSMAPを国民的グループに育てあげテレビ局などに対し大きな力を持つようになり、メリー氏の長女で、同じく同事務所副社長のジュリー藤島氏と確執があるとささやかれていた。

 この状況を週刊誌が「後継者争い」と誤ったとらえ方をしたことにメリー氏が激怒。インタビューの席に女性マネジャーを呼び出し「(事務所を)出ていってもらう!」と叱責(しっせき)。このてん末が誌面に掲載され、女性マネジャーは「もう事務所には残れない」と周囲に漏らすようになった。

 女性マネジャーが退社後、いったん芸能界から身を引くという情報もある。退社のタイミングとなっている2月半ばまで1カ月以上。今後、どんな形で話が進むのか日本中の注目が集まる。

香取慎吾 1年半前に断言していた「絶対に解散しません」

SMAPが分裂、解散危機にあることが12日、分かった。育ての親と言われる女性マネジャー(58)がこの日、ジャニーズ事務所の子会社の取締役を辞任。来月に同事務所を退社する予定だ。この影響で中居正広(43)稲垣吾郎(42)草なぎ剛(41)香取慎吾(38)の4人が退社の意思を伝え、木村拓哉(43)が事務所に残ることを決めた。現段階では分裂状態にあり、このままでは解散は避けられない。

 近年、SMAPのメンバーが解散に言及したことがあった。
 
 2014年7月、SMAPが総合司会を務めたフジテレビ「27時間テレビ」。オープニングで「SMAPへの弔辞」として各界の著名人がメンバーに核心を突く質問を次々とぶつけた。

 香取慎吾(38)には脚本家の三谷幸喜氏(54)から「SMAPの解散を考えたことはありますか?」と聞かれ「絶対に解散はしません。けど、今まで何度か考えたことはあります」と、いたずらっぽく笑った。

 中居正広(43)は昨年10月、フジテレビの特番で過去にSMAP解散の話があったことを明らかにした。「30年近く(SMAPを)やってきて、あることはあった」と告白。一番大きかったのは1996年5月、当時メンバーだった森且行(41)がオートレース選手に転身するためグループを脱退した時だったといい「6人から5人になるということで覚悟を決めないとな、どうしようかと思うことがあった」と打ち明け「5人でやるものなのか(解散して)バラバラになるのか」と悩んだ末に「“5人でやろうぜ”ってなった」と説明した。

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SMAPファン悲痛「声出ない」「中年の星」 解散報道

四半世紀にわたり、芸能界の頂点に立ち続けてきたグループ「SMAP」の解散説が流れた13日、国内外に衝撃が走った。

 名古屋・栄の繁華街ではこの日、SMAPの存続を願う声が相次いだ。

 ファンクラブに入っている名古屋市熱田区の派遣社員の女性(54)は「今朝いきなりニュースで知って、声も出ない。体も重い。今日たまたま会社が休みでよかった」とショックを隠しきれない様子。「今年もコンサートが楽しみなので、ぜひ続けてほしい」

 同市千種区の高校1年の女子生徒(16)は「びっくりした。曲が好きで、メンバーが出るバラエティー番組もよく見る。5人そろっての出演が見られなくなるのは寂しいので、グループとして続けて」と話した。

 同市東区の自営業の男性(59)は「個人個人が辞めたいと思っているならともかく、事務所の問題ならばなおさら解散しないでほしい」と言い、力を込めた。「僕にとってSMAPは国民的アイドル、レジェンド、中年の星です」

SMAPの4人、独立を協議 マネジャーが退社予定

国民的アイドルグループ「SMAP」のメンバーのうち4人が、所属するジャニーズ事務所と独立を協議していることが13日、わかった。関係者によると、グループの育ての親とされる女性マネジャーが退社する予定で、グループの今後について協議が続いているという。一部のメンバーが独立した場合、SMAPとして活動できなくなる可能性が高いとみられる。

独立を協議しているのは中居正広さん(43)、稲垣吾郎さん(42)、草なぎ剛さん(41)、香取慎吾さん(38)の4人。木村拓哉さん(43)はそのまま残る意向という。

 現在はオートレーサーになった森且行さん(41)を含む6人で1988年に結成、91年にCDデビューした。「夜空ノムコウ」(98年)、「らいおんハート」(00年)などのヒット曲があり、55枚のシングルのうち33作でオリコン1位を獲得している。03年に発表した「世界に一つだけの花」は250万枚を超える売り上げとなった。

 ライブでは5大ドームツアーなどを続けており、累計観客動員は1千万人を超えている。NHKの紅白歌合戦には23回出場し、うち大トリを5回務めている。

 ドラマや歌番組だけでなく、バラエティー番組にも積極的に進出。92年からはフジテレビ系の「夢がMORIMORI」にレギュラー出演し、同じくフジテレビ系で96年に始まった「SMAP×SMAP」は現在も続く人気番組になっている。

 一方で、デビューから25年がたち、俳優や司会などメンバー個人の活動が目立ち、そろって活動する場面は減っていた。

 ジャニーズ事務所は13日、「この度、一部報道機関により、SMAPの一部メンバーの独立問題と担当マネジャーの取締役辞任等に関する報道がなされました。たしかに、この件について協議・交渉がなされている事実は存しますが、そのような状況下であるため、詳細についてのお問い合わせにはお答えできません」とコメントを出した。

スペシャリスト草なぎくん、涙の理由(ジャニ担:42)

明日、1月14日からスタートするテレビ朝日系ドラマ「スペシャリスト」の会見に行ってきました。

 無実の罪で10年服役した“元受刑者”刑事・宅間善人の口癖は、「わかるんですよ、俺、10年入ってましたから」、主演はSMAPの草彅剛くんで、同ドラマはこれまでにも同局で4回、土曜ワイド劇場枠でオンエアされています。

この度、連続ドラマ化したのは、もちろん内容的にも数字的にも好評だったから。犯罪に関するあらゆるデータをインプットし、犯罪者の心理を知り尽くすスペシャリストとなった男が警視庁を舞台に難事件に挑みます。

 これまでの撮影は寒い、寒い京都で行われていましたが、今回、舞台は東京に移り、新キャストも加えてのスタートとなりました。

 初回オンエア前、草彅くんが、沢口靖子さん主演の『科捜研の女』にゲスト出演することも話題ですよね。主演の沢口さんに対して草彅くんは「緊張しましたね。僕がこの世界の入る前から出ていた方なので。(出演は)ワンシーンなんですけど、なんでこんなにNGが出ちゃうのかなと……。沢口靖子さんのオーラがすごすぎて、8回くらいNG出しちゃって、さすがにヘンな雰囲気になっちゃって。でも、それも一つの勉強かな……と」と感想を述べていました。

 木曜ドラマ枠といえば、昨年、同じくSMAPの木村拓哉さんが「アイムホーム」で新たな一面を見せ、各方面からいい意味で「フツーのキムタク」と評価された時間帯。「アイムホーム」のときもそうでしたが、私は放送日の木曜朝、テレビ朝日系列の「ドデスカ!」に出演しているので、恐らく、毎週(!)番宣活動に励むと思われます(笑)。

 会場はテレビ朝日の1Fアトリウム。会見の司会は同局の堂真理子アナウンサーで、南果歩さん、芦名星さん、和田正人さん、夏菜さん、平岡祐太さん、吹越満さんが次々と呼び込まれた後、2階でスタンバイしていた草彅くんが「わかるんですよ、俺」のせりふと共に登壇。記者の後ろで見守っていらしたファンの皆さんから大歓声があがりました。

 草彅くんは、最初のごあいさつでチームワークの良さをまず強調。新キャストの和田正人くんを「和田っち」と呼んだり、吹越満さんを「越さん」と呼んだりして、座長さんとして、場を和ませているのがよくわかりました。ちなみに平岡さんは「岡ちゃん」。2年前、草彅くんが食事に誘っても、マイペースで断ったことがあるそうで、「岡ちゃんは“ゆとり世代”」(草彅くん)とのことです。

 堂アナから「撮影の合間で盛り上がっているお話を」と質問された草彅くんは、「特にないですけど……」と言って場内を爆笑させました。「なんだろうなぁ、せりふが多いんで、みんな自分のことで精いっぱいで、特にないんですけど、特にないっていうのは、自然なカンジということで……。あまりにも楽しい現場なんで、とりたててエピソードとか話さなくても和やかな雰囲気なんです」と説明。黙っているキャストさんに対し、「みんなマイクあるからしゃべってね。クロストークで」と促しました。

SMAP9月に解散か 事務所関係者がメンバーとの協議の様子を激白 週刊新潮が詳報

あの国民的アイドル「SMAP」が分裂し、グループ解散は不可避の情勢にあることが、1月14日発売の「週刊新潮」で明らかになった。

「週刊新潮」によれば、原因はかねてより囁かれていた、SMAP育ての親・飯島マネージャーとジャニーズ事務所副社長・メリー喜多川氏の対立。当事者間に生まれた溝は、互いの意思疎通が不可能なまでに深刻化し、SMAPの仕事の進め方を巡って、昨年9月には双方が弁護士を立てての協議が行われたという。

「昨年12月半ば、事はほぼ決しました。飯島さんは解雇されることになった。肝心のSMAPも当初は飯島さんと行動を共にし、全員で独立すると見られました」(事務所関係者)

しかし、「事務所としても、顧問弁護士が個別にメンバーを呼び、意思確認を行った。結果、11月までに木村以外の4人が“脱退します”と明言した。木村への確認は12月半ばにようやく行えた。彼は弁護士に、こう告げたのです。“成功したから独立というのは、筋が通らない――”」(同)

 「週刊新潮」はジャニーズ事務所に取材。事務所は「飯島氏の退職とSMAPの独立問題を協議することになりましたが、協議中のため、回答は差し控えさせていただきます」と、現在も話し合いが続いている旨を明かした。

 売上250億円を超えるアイドルの分裂劇。その詳細を「週刊新潮」が特集にて掲載する。

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SMAP女性マネ、独立クーデター失敗…同調の中居ら4人行き場失う

SMAPの分裂危機をスポニチ本紙が報じた13日、所属先のジャニーズ事務所はメンバー4人が独立を検討していることを認め「協議・交渉がなされている」とした。また、育ての親である女性マネジャー(58)主導のSMAP独立計画が失敗したことが判明。女性マネジャーは芸能界から身を引く意向を伝え、今後メンバー4人が事務所に戻ることになるか動向が注目される。

 ジャニーズ事務所はこの日、「SMAPの一部メンバーの独立問題」として「確かに、この件について協議・交渉がなされている」とのコメントを発表。中居正広(43)稲垣吾郎(42)草なぎ剛(41)香取慎吾(38)の4人の独立問題について協議・交渉していることを認めた。関係者によると、メンバーは同事務所との契約期間が9月まで残っており、実際に退社するかの結論は出ていない。

 残留を決めている木村拓哉(43)を含めた5人はこの日、全員オフで公の場に姿を現すことはなかった。

 注目は現在進められている「協議・交渉」内容だ。もはや独立に向けた話し合いは行われていない。女性マネジャーが主導した独立工作はすでに失敗し、後始末についての交渉に入っている。

 今回の独立工作の引き金になったのは、女性マネジャーと同事務所側の間に大きな溝ができたこと。昨年9月には双方が弁護士を立てなければ意思疎通ができなくなるほど険悪な関係になる中、女性マネジャーはメンバーを連れて同事務所から独立することを画策した。しかし、タレントを連れての独立は芸能界のルール違反。「これがまかり通ると芸能事務所は立ち行かなくなる。元の事務所に後ろ足で砂をかける行為で許されるものではない」(芸能関係者)。クーデターは芸能界の支持を得ることができず失敗に終わった。

 このクーデター失敗を象徴したのが、12日に開かれるはずだったジャニーズ事務所の子会社「ジェイ・ドリーム」の株主総会。株主でもあるSMAPのメンバーが参加する中、取締役を務める女性マネジャーが解任される予定だったが、クーデターが失敗したことで自ら辞任を表明。「開催の必要がなくなり取りやめになった」(関係者)。

 現在、独立工作に同調したメンバー4人は行き場を失っている。女性マネジャーは同事務所を退社し、芸能界から身を引くことで騒動の収束を図ろうとした。だが、数多くいる所属タレントに示しをつけなければいけない同事務所側としては、4人を簡単に受け入れられるはずもない。

 今後の行方が見えない今回の騒動。ただ、これまで水面下で進んできた交渉が、報道で白日の下にさらされることになった。5人は2020年の東京パラリンピック大会の成功とパラスポーツの振興を目指す「日本財団パラリンピックサポートセンター」のサポーターに就任したばかりでもある。日本中が応援するイベントの職を自分たちのトラブルで棒に振るのは、メンバーだけでなく同事務所にとってもダメージになる。事態を打開するのはファンや世間の声かもしれない。

SMAP女性マネ、昨年8月から独立工作…独断での紅白司会推し裏目

SMAP分裂の決定打になったのは、昨年末のNHK「紅白歌合戦」だった。

 スポニチ本紙の取材によると「分裂、解散騒動」のきっかけは昨年1月に、独立劇を主導した女性マネジャーがメリー副社長から週刊文春のインタビュー中に呼びつけられ「対立するなら辞めなさい」などと叱責(しっせき)されたこと。この記事が出たことで、権勢を振るったテレビ界で少なからず求心力を失っていった。

 SMAPメンバーを引き連れての「独立」というクーデターに動き始めたのは8月頃。それから4カ月余、メンバーを1人ずつ説得する一方で、独立後も順調に活動ができるための土台づくりに動いていた。

 そのうちの一つが、昨年70周年を迎えたNHKの長寿番組「のど自慢」。8月30日放送回に初めて生出演し、12・1%という高視聴率を記録。翌9月26日放送回では東日本大震災の被災地、岩手県山田町での収録に参加。メンバーが予選100組の歌を全て聴き、収録に出る16組を選び、客席600人全員と握手。お茶の間の感動を呼んだ一方で「なぜ今さらSMAPがのど自慢に出るんだ?」と臆測を呼んだ。今月11日にもチャンピオン大会に出演したばかりだ。

 関係者によると、女性マネジャーは「民放テレビ局では“女帝”と恐れられたが、NHKに対してはそこまでの力はなかった。“独立後”を見越し、NHK側に大きな貸しをつくるのが狙いで、香取慎吾には番組の特別MCを何度も務めさせた」

 そんな中、ダメ押しで狙ったのが「紅白歌合戦」の司会。番組側の意向もあって最初に木村拓哉という仰天プランを挙げたが、本人に断られて断念。そこでSMAP全員での司会を計画したが、ジャニー社長、メリー副社長、ジュリー藤島副社長ら事務所の代表権を持つ3者に確認せずに独断で動いていたことが判明。再びメリー氏の逆鱗(げきりん)に触れ、完全に退路を断たれた。

 今後の行方が見えない分裂騒動。女性マネジャーはこの土台づくりの期間に、2020年東京パラリンピック大会の成功などを目的とする「日本財団パラリンピックサポートセンター」の応援役にもSMAPを就任させた。水面下で独立を画策しながら、4年以上先の国際イベントへの参加を確約していたことからも、自信に満ちた“独立工作”だった。

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ジャニー氏でも記念公演説得×…紅白辞退も/連載3

SMAPは今年25周年。本来なら華々しく記念イヤーを飾るはずだった。

1月の解散騒動が表面的には沈静化した後、5月にジャニー喜多川社長(84)が「(コンサートなどを)盛大にやるべきだと思う」と発言。スタッフは25周年プロジェクトとして次々とイベントを検討した。

フジテレビ系「SMAP×SMAP」の放送20周年イベントや9月9日のデビュー日記念イベント、全国ドームツアーなどプランは多数浮上していたが、メンバーは前向きになれなかった。ある関係者は「具体的な提案をしてきたが、メンバーのノリが良くなかった。意見を求めても、消極的な答えが続いた」と証言する。

3月に中居正広(43)が司会を務めたNHK「震災から5年 “明日へ”コンサート」は解散騒動前に決まっていた仕事でもあり、5人そろって生で歌唱したが、グループ活動はその後「SMAP×SMAP」だけになった。新曲の発表もなく夏を迎えた。

毎年夏はフジテレビ系とTBS系の音楽特番に出演してきた。今年もフジ系「FNSうたの夏まつり」と中居が司会を務めるTBS系「音楽の日」から出演依頼が届いた。ジャニー氏と全員が面談を行ったのは6月。5人は総意として「(これらの番組に関しては)5人で活動できない」と訴えた。中でも香取慎吾(39)の意思は特に固かった。この時点でまず、夏恒例の音楽特番出演の可能性がほぼ消滅した。

スタッフは9月のデビュー記念イベントや2年に1度のペースで行ってきた全国ツアーの実施を何度もメンバーに提案した。具体的に決まらない状況を知ったジャニー氏は自ら動くことを決意。日ごろはデビュー前のジャニーズJrのプロデュースに多くの時間を費やし、既に活動が軌道に乗っているグループやタレントは信頼するスタッフに託してきた。しかし煮え切らないSMAPの現状を打開するため、従来のスタイルを破り、自ら個別面談や全員面談を繰り返し、説得を続けた。

しかし大規模で準備に時間が必要なドームツアーのプランは早々と消滅した。ジャニー氏の「デビュー記念イベントだけでもやりなさい」という説得にも応じられないほど、メンバーの姿勢は消極的だった。

解散発表は8月となったが、音楽面では1月の解散騒動以降、ほぼ活動休止状態が続いており、いつ解散してもおかしくない状況にあったとも言える。

今後は、新たにレコーディングする必要がないベストアルバム発表の可能性が残されているが、新曲の発表やライブ開催の予定はない。23回連続出場のNHK紅白歌合戦からのオファーは確実だが、辞退する可能性もある。

毎年大みそかにジャニーズの所属グループが一堂に会する事務所主催のカウントダウン公演があるが、SMAPは1度も出演したことがない。ファンに直接最後のあいさつができる機会でもあり、出演が検討される可能性はあるが、今の5人にそれだけのモチベーションが残されているかは、不透明だ。

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木村拓哉もラジオで解散語る 稲垣ラジオに続き…ハワイで収録か

 12月31日に解散することを発表したSMAPの木村拓哉(43)が、19日放送のTOKYO FM「木村拓哉のWhat’s UP SMAP!」(金曜、後11・00)で解散に触れる予定であることが17日、分かった。休暇中のハワイで11日の解散正式決定を迎えた木村は、この日までに帰国していないとみられ、現地で収録することが濃厚。当初から、グループ存続を訴えていた木村の発言に注目が集まる。

 木村が夏休み中のハワイから、解散への思いを届けることになりそうだ。

 関係者によると、14日の発表後、初めて放送される「-What’s UP SMAP!」で解散について触れる可能性が高いという。9日ごろにはハワイ入りした木村は現在も滞在中とみられる。関係者は「今の時代、収録はどこでも」と話しており、19日までに現地で収録した肉声をオンエアすることが濃厚だ。

 8月初めは活動休止で話は進んでいたが、11日に急転。存続を思い描きながら、海外で解散正式決定を迎えた木村の発言は注目される。

 14日の解散発表時には、「本当に無念。25周年のライブもグループ活動も5人揃わなければ何も出来ないので、呑み込むしかないのが現状です。『解散』と言う本当に情けない結果になってしまいました。今は言葉が上手く見つかりません」と悔しさをぶつけるコメントを出していた。

 番組は1995年1月に始まり、リスナーから“キャプテン”と呼ばれ、プライベートトークも繰り広げてきた。1月の解散騒動の際も、木村は「いつか自分の言葉で話せるときが来たら話したい」とメンバーで初めて口を開いていた。

稲垣 18日ラジオ冒頭で解散についてコメント 文化放送が一時発表

 SMAPの稲垣吾郎が18日放送の文化放送「稲垣吾郎のSTOP THE SMAP」(木曜、後9・30~10・00)で解散についてコメントすることが分かった。同局が17日夜、公式ツイッターで発表した。なおこのツイートはのちに削除されている。

 ツイッターでは「明日18日(木)21時30分からの『稲垣吾郎のSTOP THE SMAP』は、この度のSMAPの解散発表を受けまして、番組冒頭で、本人からリスナーの皆さんへのメッセージを放送いたします。※野球中継により番組の放送開始時間が遅れる可能性がございます」と告知されていた。

SMAPメンバー 4日間それぞれの番組で5人全員が思いを言葉に

 12月31日に解散することを発表した人気グループのSMAP。メンバーの5人は18日から21日までの4日間、それぞれのラジオ番組で解散に触れる方向だ。先陣を切る稲垣吾郎(42)は18日放送の文化放送「稲垣吾郎のSTOP THE SMAP」(木曜、後9・30)の収録を終えており、冒頭でメッセージを送る。内容は解散報告と謝罪とみられる。19日の木村が2番手となる。

 18日に44歳の誕生日を迎える中居正広は、20日放送のニッポン放送「中居正広のSome girl’ SMAP」(土曜、後11・00)の収録を16日に終えたという。最後は解散を申し出た香取慎吾(39)と同調した草なぎ剛(42)。2人は共演する21日放送のbayfm「SMAP POWER SPLASH」(日曜、後7・00)内で話すよう調整が進んでいる。

 関係者は「最初の稲垣さんだけが触れて、他のメンバーが話さないのは考えにくい。全員が話す可能性は高い」とした。

中居正広、誕生日プレゼントは「嬉しい」その理由は…

15日に放送された「Momm!!」(TBS系)で、中居正広が“誕生日サプライズ”に関する持論を展開した。

14日未明にSMAPの解散が発表された直後の放送だったが、この日の放送ではグループについてのコメントは一切なし。通常通り、視聴者から寄せられたお悩みをテーマに和やかにトークを進行させた。29歳女性からの「友人はサプライズ好きだが、手際が悪くいつもバレバレで、気づかないフリが大変。どうリアクションすればいい?」というお悩みには、堀ちえみが「喜ぶフリはしておいた方がいい。それがイヤなら友人関係を絶つしかない」、AKB48の渡辺麻友は「(サプライズをやめてとは)言えないなぁ」と答えるなど、女性陣は“ダマされる派”。一方、前川清が「誕生日はなくていい」、貴水博之が「サプライズするのが苦手な人は、(サプライズ演出を)やるべきじゃない」と語るなど、男性陣はサプライズ演出自体に反対。Kis-My-Ft2の横尾渉も「僕もサプライズは苦手ですね」と認め、「普段、メンバー間は『おめでとう』のメールだけだったり。プレゼントは25歳とか30歳の節目にあげてます。でも宮田(俊哉)はくれないので宮田にはあげません」とグループ内のバースデー事情を明かし、笑いを誘った。

中居は、相手との距離感によって対応が異なると主張。「相手が“友人”ならすぐ言います。『花、見えてるぞ! 面倒だからもう出して出して』とか。友達だからね。友達じゃない場合はフリをしなければいけない」とし、「誕生日プレゼントをもらったときの喜び方は何パターンかあります。『何でこれが欲しいって知ってたの~!?』とか。(本心では)全然欲しくないけど。それができるのは、ちょっと距離がある人」と、それほど親しくない場合に限り“ダマされる派”であるとした。

「自分の誕生会はもう15年以上やってない」という中居だが、「プレゼントをもらうのは、嬉しくなくはない」とも。「モノ自体はそんなに嬉しくない。この子はこれを買うときに僕のこと考えた、そのことが嬉しいなって。僕も、(プレゼントを)買うとき相手の顔を浮かべながら買ってますから」と、優しい素顔を垣間見せた。

さらに収録後には、もうひと盛り上がりが用意されていた。突然バースデーソングが流れ、とぼける中居に横尾が「8月18日、中居さんの誕生日です!」、続けて渡辺が「そして8月19日は前川さんのお誕生日です!」とそれぞれ特大の花束をプレゼント。トーク中とは一転、「(中居と)一日違い? 嬉しい」と頬を染める前川に対し、中居はまずは「そんなに喜んでないですね」とツンデレ対応。「これオンエアすんの?」とスタッフに確認した上で「マジで!? 気づかなかった! オレ散々『気づくタイプだ』って話してたのに~!」と喜び方を“実演”し、スタジオを沸かせていた。

CD購買運動でSMAP多数ランクイン 「世界~」など在庫切れ状態も

 SMAPの解散宣言を受けて、その作品が再び市場をにぎわせている。ファンの間でCDの購買運動が広がる一方、大手販売サイトのAmazonでは「売れ筋ランキング」に多数ランクインしているのだ。

 グループの解散危機が騒がれた今年1月にも、ファンの間で「世界に一つだけの花」(2003年)の購買運動が広がり、オリコンデイリーランキングでトップ10入りしている。今回は、同曲とともに、中居正広(43)がキャスターを務めるTBS系リオ五輪中継のテーマ曲「ありがとう」(06年)もその対象となっているようだ。

 Amazonの「音楽の売れ筋ランキング」では15日正午時点で、「Smap Vest」(01年)が1位に。「世界に~」も3位、「pamS(裏スマ)」(01年)が13位、「らいおんハート」(00年)が18位と20位以内に4枚がランクインし、在庫切れ状態となっている。

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マッチの顔に泥…それでも解散を選んだSMAPの15年にわたる不信感

SMAP解散宣言の衝撃はやまない。彼らは、ジャニー喜多川社長(84)の説得にも応えず、なぜ解散という道を選んだのか。そこには長きにわたって積もりに積もった不信感があった。そして、1年後に何が起きるのか。

 「事務所としては社長の顔もつぶされたが、事務所の役員でもある近藤真彦の顔にも泥を塗られたようなものでしょう。メンバーはこの1年は冷や飯食いになるだろう」と芸能関係者。

 近藤は今年1月の解散騒動が収束した際、少年隊の東山紀之やTOKIO、V6、嵐らを集めて食事会を行ったほど、SMAPの存続を望んでいた。それだけに「ショックは大きいようです」(前出関係者)。

 それでも香取慎吾(39)らが解散を選んだのは長年にわたる確執があったからだ。17日発売の「週刊文春」は「僕たちは15年前にはもう壊れていたんです」と香取と草なぎ剛(42)が事務所関係者に語ったという言葉を伝える。

 つまり15年前、木村拓哉(43)が、SMAPの育ての親でもある元マネジャー女史の反対を押し切り、工藤静香(46)との結婚に踏み切った時点で、すでにメンバーとの関係性は崩れていたというのだ。

 この元マネジャー女史について、芸能評論家の肥留間正明氏は「業界の不文律で1年間は芸能関係の仕事には携わらないだろうが、それ以降は分からない」と指摘する。

 実際、17日発売の「週刊新潮」は、この女性が現在、中国資本の大手総合免税店でPRの仕事をしているが、一方で最近になって大物芸能関係者と接触していたとも報じている。

 さらに同誌によると、騒動以降、4人から無視されてきた木村は解散が決まると、藤島ジュリー景子副社長に「4人をクビにしてください」と懇願したという。もはや4人が事務所に残ることはないだろう。

 「SMAPのメンバーのことを一番よく分かっているのが元マネジャー女史。契約が切れる1年後、木村以外のメンバーの移籍とともに、元マネジャーの争奪戦も起きるだろう」と肥留間氏。

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家族守った木村拓哉…価値観違って当然/連載10

今年1月、SMAPのプロデュースを手掛けてきた女性マネジメント室長I氏が退社した。これに追従し、独立を画策した中居正広(44)稲垣吾郎(42)草なぎ剛(42)香取慎吾(39)と、ジャニーズ残留を決めた木村拓哉(43)の対立が、最終的にグループを解散させた。では、仕事相手だった芸能事務所関係者らは、どう見ていたのだろうか?

 SMAPをデビュー時から見てきたあるベテランの芸能事務所社長は「この15年間で、木村さんとほか4人の人生の価値観は、全く変わっていった。致し方ないこと」と指摘する。木村は、00年に工藤静香(46)と結婚。2児の父の顔も持つ。

 1月に、4人は1度はI氏と一蓮托生(いちれんたくしょう)の道を選んだ。ただ、木村には守るべき家族がいた。1度は恩人I氏との独立も考えたが、妻とも話し合った上で残留を決めたとみられる。「所帯持ちの男として、残留はまっとうな判断だよ。ジャニーズの後ろ盾がなくなった瞬間に、プライバシーも保障がなくなる。独立した瞬間から、子供の写真をさらされたりする危険性も出てきていた」と説明した。

 大手芸能事務所の所属だと、個人事務所よりも収入は低い場合も多いが、その一方で安定的な私生活や仕事が保障される。「木村さんのような成功者なら、なおさらお金よりも、家族の安全な生活を優先するのは当然でしょう。ただ、独身の4人に、その価値観を理解してもらうことが困難なのも、仕方がない。どちらが正しいという話ではない」と話した。

 某芸能事務所社長は、さらに付け加える。「SMAPにとってI氏は確かに大恩人だが、そもそもジャニーズ所属だからこそ、成功したのも事実。SMAPに限らず、苦楽を共にした事務所を独立して、その後も同じように成功し続けたタレントは、極端に少ない。芸能界は全体として、そもそもの独立構想が、間違っていたと考えているよ」。

 ジャニーズ事務所が、独立したタレントの活動を妨害することは決してない。ただ、ジャニーズの仕事相手らが忖度(そんたく)や自主規制をして、独立したタレントを起用しづらくなることはある。いい悪いではなく、それが現在の日本の芸能界でもある。

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キムタク、ラジオ名称「変える必要はないかな」 厳しい意見も紹介

12月31日に解散するSMAPの木村拓哉(43)が26日、パーソナリティーを務めるTOKYO FM「木村拓哉のWHAT’S UP SMAP!」(金曜後11・0)に出演。22日に休暇先のハワイから帰国後、初めて収録した放送で、解散についてのリスナーからの反響に答えた。

 関係者によると、同番組は14日の解散発表後、24日に初めてメンバー5人が顔をそろえたフジテレビ系「SMAP×SMAP」の収録後の夕方に行われ、ラジオ局入りの際にはファンに手を振るなどしていたという。

 ラジオでは、リスナーから届いた解散についてのメッセージを感情を込めながら読み、「(SMAPの)タイトルは変わってもラジオは辞めないで」という意見に、「変える必要はないかな…って今は思うけど」と正直な気持ちも吐露。「紅白歌合戦に5人で出てください」の言葉には「うーん」と沈黙する場面も。「なぜすぐにハワイから帰国しなかったのか」の厳しい声も受け止め、「みんなの意見を感じつつ、自分ができること、進むべき道を進みたい」と宣言した。

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