ビール世界1位と2位統合=インベブ、12.9兆円でSAB買収
「バドワイザー」などのブランドを擁するベルギーのビール世界最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブは13日、同2位の英SABミラーを買収することで基本合意したと発表した。
買収額は700億ポンド(約12兆9000億円)規模。食品・飲料業界では過去最大級の企業の合併・買収(M&A)とみられ、統合後の世界シェアは約3割に達する見通しだ。
両社の年間売上高は計約690億ドル(約8兆3000億円)。巨大企業の誕生により、日本の酒類業界にも再編の波が及ぶ可能性がありそうだ。
SAB経営陣は当初、買収提案に難色を示していたが、筆頭株主の米たばこ大手などが賛同。また、拒否するたびにインベブが買収額を引き上げたことなどから、SABも受諾に踏み切った。
発表によると、インベブはSAB株を1株当たり44ポンド(約8100円)で取得する。
インベブは「バドワイザー」「コロナ」などのM&Aで急速に巨大化し、2割のシェアを占めるまでに成長。SABはアフリカなど新興国市場に強く、現在は約1割のシェアを確保している。
ただ、米国や中国では両社の統合後のシェアが大幅に高まり、独占禁止当局から一部ブランドの売却を迫られることも予想される。
