安保法案成立、14日以降に=衆院再可決は回避―政府・与党
政府・与党は2日、安全保障関連法案を14日以降に成立させる方向で調整に入った。
審議が滞っており、当初目指した11日は困難と判断した。ただ、憲法の「60日ルール」による衆院再可決は避け、あくまで参院での成立を図る。安倍内閣不信任決議案を提出する構えの野党側の出方も見極めながら、採決環境の整備を急ぐ。
参院平和安全法制特別委員会は2日、安保法案に関する参考人質疑を8日に行うことを議決した。与党は先に4日の開催を提案していたが、野党に譲歩して翌週に遅らせた。与党は、採決の前提となる公聴会についても来週中の実施を目指す。
参院特別委での審議時間は2日までに計約69時間となり、衆院(116時間)のほぼ6割にとどまっている。当初想定よりも遅れており、公聴会日程を考慮すると、採決時期が14日の週にずれ込むのは避けられない見通しだ。
法案は14日以降、参院が受け取ってから60日以内に議決しなければ衆院の3分の2以上で再可決できる憲法59条の規定が適用可能となる。だが、与党が「数の力」で押し切ったとの印象を与え、世論の反発を招くのは必至。安倍晋三首相は2日、自民党の谷垣禎一幹事長と首相官邸で会談し、再可決の回避に努める方針を確認した。
憲法の「60日ルール」ってなんだろ?![]()
