中国・天津大規模爆発 当局、爆発原因明らかにせず会見打ち切り

中国・天津大規模爆発 当局、爆発原因明らかにせず会見打ち切り

中国・天津で、13日未明に起きた大規模な爆発で、消防当局は日本時間13日夕方に行われた会見で、これまでに44人が死亡し、けが人は500人以上にのぼっていると発表した。
現場から500メートルほど離れた地点では、爆発から18時間余りがたった今も、黒煙が上がっている。
足元にはブロック塀が倒れているなど、爆風の威力がわかる。
13日午後、天津市の消防当局などが会見を開いた。
これまでに44人が死亡、このうち12人が消防士だったほか、521人がけがをし、病院で治療を受けているという。
また、爆風で広範囲のマンションなどに被害が出ていて、住民3,500人ほどが避難しているという。
しかし、当局はどんな化学物質が現場となった倉庫に保管してあり、爆発したのかは明らかにせず、会見を打ち切った。
一方、日本人がけがをしたとの情報は入っていないが、現地の日系企業の建物では、ガラスが割れるなどの被害が出ている。
午後6時45分現在、現場付近では、まだ4カ所で火の手が上がっている。
そして、防護服を着た消防隊が、砂の混じった消火剤をまくなどして、対応にあたっている。

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天津爆発 報道規制で原因不明… 情報不足、いらだつ市民

中国・天津で起きた爆発事故で、当局への批判が高まっている。厳しい報道規制が敷かれ、国内のテレビや新聞が、爆発原因や被害状況に関する情報より、「消防隊員と看護師が不眠不休で頑張っている」などの“美談”ばかりを取り上げ、市民はいらだちを募らせている。危険物の管理や消火に問題があったとする見方も広がるなか、政府が意図的に情報を隠そうとしているのではないかといった疑問の声が浮上している。

 市民の最大の不満は情報不足だ。事故発生の翌日、現場近くに住む市民のなかに、のどの痛みや目のかゆみを訴える人が多く、インターネットには「爆発で化学物質が空気中に充満している」「雨は猛毒で、あたれば病気になる」といった噂が出回ったが、地元の天津テレビはアニメや韓国ドラマを流し続けた。

 さらに、現場に駆けつけた消防隊員が倉庫に化学物質が保管されていることを知らされないまま放水したことが、大爆発を引き起こしたとの見方が強まっている。それが事実ならば、現場のずさんな対応が大惨事を誘発したことになる。

 しかし、対策本部は記者会見で事故原因について口を閉ざしたままで、市民の不信感が高まっている。

 また、中国の法律では、危険物専用倉庫は住宅街から1キロ以上離れなければならないとの規定がある。しかし、今回、爆発が起きた倉庫は1キロ以内に複数の大きな団地があり、多くの世帯が住んでいる。倉庫建設の許認可をめぐり、贈収賄などの不正があった可能性がある。倉庫の経営者は天津市の指導者の親族との情報がネットで出回ったが、すぐに削除された。

 北京などから現場に多くの中国人記者が駆けつけたが、「中国国営新華社通信以外の原稿を使ってはならない」との党宣伝部の通達を受け、彼らが書いた原稿はすべてボツになった。

 北京の人権派弁護士は「市の中心部でこれだけの被害が出た爆発は人災にほかならない。当局者は責任を逃れようとして、なるべく市民に情報を与えないようにしている」と指摘する。

天津倉庫爆発 輸入車数千台が破損、被害百数十億円にも 自宅失い募る不安

中国天津市で12日起きた大規模爆発で、地元当局は15日、クレーン車や掘削機を投入して救援活動を続けた。原因究明の進展状況や事故の責任の所在は不明確なままで、爆発で自宅を失った被害者からは先行きを不安視する声が上がっている。

 中国メディアによると、海外から輸入され、現場近くに保管されていた数千台の車が爆発で破損し、被害額は数億元(数十億~百数十億円)に上るとみられる。周辺にある1700の企業施設も損壊するなど、大きな経済的被害が出た。

 爆発が起きて以降、市当局は国内外メディアへの記者会見を定期的に実施し、全力で救援活動に取り組む姿勢をアピール。しかし、消防隊による放水がかえって化学物質の爆発につながったと指摘される消火活動の問題点や危険物の倉庫設置を許可した当局の責任に関する質問には明確に答えず、あいまいな態度を取っている。

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爆発の死者112人に=中国・天津

中国天津市の大規模爆発で、市当局は16日、死者が112人に達したと発表した。
 95人と連絡が取れない状況。死者のうち身元が確認できたのは24人にとどまっており、消息不明者が含まれている可能性がある。
 当局は14日、火災はほぼ鎮火したと発表したが、その後も小規模な爆発が起きており、慎重に捜索を続けている。連絡の取れない95人のうち、消防関係者が85人を占める。

強い爆風、数十メートルの煙-血まみれで泣き叫ぶ少年・天津

ひしゃげたコンテナや標識、ことごとくガラスが割れた高層住宅、血まみれで泣き叫ぶ少年-。中国・天津で起きた爆発現場の一帯は爆撃を受けたような被害を受けており、爆風の威力を物語る。現場からはもくもくと数十メートルの高さまで黒い煙が上がり、消防車や警察車両が行き交う。不安なまま屋外で一夜を過ごした住民は疲れ果てた様子で路上に座り込んでいた。

現場は天津市中心部から約50キロ離れた港湾地区にあり、渤海湾を望む天津港に近い。近隣には日本企業も入居する経済開発区がある。

 爆発現場とされるコンテナ集積場では、うずたかく積まれたコンテナが大きく崩れ、強い爆風でひしゃげたものも。交通標識はぐにゃりと曲がり、塀は横倒しに。駐車中のトラックの窓は跡形もなく吹き飛ばされて、一帯はがれきだらけだ。
 現場のすぐ脇にある高層住宅の窓は軒並み壊れており、数百メートル離れた集合住宅でさえ窓枠が外れるなど大きな被害が確認できた。プレハブの建物は屋根だけを残して壁がなくなり、周辺一帯の道路にはガラスや石片が散乱。建物が閉鎖されたため、中に入れない多数の労働者らが道にあふれていた。
 高層住宅に住む会社員任騰さん(30)は「テレビを見ていたら突然大きな爆発音と揺れがあり、全ての窓ガラスが割れた。最初は何が起こったのか訳が分からず、日本が攻めてきたのではないかとも思った」と事件直後の様子を振り返る。爆発は2回あったという。

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