台湾機墜落:市街地への被害を防いだパイロットに賞賛の声

台湾機墜落:市街地への被害を防いだパイロットに賞賛の声

台北松山空港を離陸直後にトランスアジア(復興)航空機が同市内の川に墜落した事故で、事故機が住宅やビル、駅などへの衝突を回避しようとしていた可能性が米国の航空専門家らによって指摘され、正副機長に対し、賞賛の声が上がっている。 

米連邦航空局(FAA)の元監察官は、CNNの取材に対し、墜落前の事故機の様子を収めた映像から、エンジンが自動操縦の状態に切り替わっていなかったと分析し、建物への衝突を防ごうと機長が手動で操作していた可能性を指摘した。また、事故機が墜落前に2度方向を変えていることについても、機長の意図によるものだと話した。 

米運輸省の元監察総監は、機長の最後の操縦が多くの人を救ったと話し、もし風の影響がなければ市街地の外に着陸し、より多くの生還者を出せた可能性にも触れた。 

市中心部にある松山空港から墜落地点の間には商業ビルや住宅のほか、高速道路や台北メトロ(MRT)の駅などもあり、もしこれらの場所に衝突していれば更に大きな被害が出ていたと見られている。 

柯文哲台北市長は5日、機長の懸命の操縦に対して声を詰まらせながら「よくやった」と褒め称えた。台湾の著名人らも機長を称えるメッセージをフェイスブック上に寄せている。

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