台湾機墜落 人口密集地を回避「英雄」「誇り」機長に称賛の声 死者31人

<台湾墜落>死者26人に…旅客機エンジン停止か

台湾・台北市で4日午前11時(日本時間正午)ごろ、復興(トランスアジア)航空の旅客機が松山空港を離陸した直後に空港近くの川に墜落した。台湾当局によると、乗客乗員58人のうち26人が死亡、15人が負傷したほか、17人の安否が確認されていない。日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所によると、日本人は搭乗していない。

墜落したのはATR72のプロペラ機で、中国福建省アモイ沖にある台湾の離島、金門島に向かっていた。台湾メディアによると、離陸から数分後に空港の東約5キロの高架道路と接触した後、道路沿いの基隆河に墜落したという。同機は墜落直前に高架道路を走行中のタクシーにも接触。タクシーの乗客と運転手の2人も負傷した。

 墜落機は導入から1年未満で、1月26日に定期検査を行っていた。地元テレビは同機と管制官とのやりとりを音声で伝えた。離陸直後に緊急事態を管制官に知らせる通報があり、続いて「エンジン停止」と緊張した声が響いた。当局は飛行状況を記録するブラックボックスを現場から回収しており、原因究明を急ぐ。

 復興航空の同型機は昨年7月、台湾南西部にある澎湖諸島の澎湖本島で着陸に失敗し、48人が死亡する事故を起こしている。

台湾機墜落 人口密集地を回避 「英雄」「誇り」機長に称賛の声 死者31人

【台北=田中靖人】台北市内で乗客乗員58人乗りの復興(トランスアジア)航空機が墜落した事故で、台湾の中央通信社は5日、同機の死者は31人、行方不明者は12人になったと伝えた。同機は離陸直後に規定の経路を外れた後、基隆河沿いを飛行して墜落した。周辺には高層住宅や大型展示施設があり、死亡した機長(42)が人口密集地を避けて機体を墜落現場に誘導したとして、称賛する声が上がっている。

 台湾メディアは5日、死亡した機長を「英雄」と称賛。機長の母親は記者団に「彼を誇りに思う」と述べ、台北市の柯文哲市長も「機長は力を尽してくれた」と言葉を詰まらせた。

 同機は欧州製のATR72-600型双発プロペラ機で、昨年4月に納入され、1月26日に定期整備を行った。報道によると、昨年4月と8月の2回、故障で左エンジンを交換したという。機長は墜落直前、管制塔に「エンジン停止」を伝えており、今回も左エンジンの不具合が事故につながったとの見方が強まっている。4日夕には、フライトレコーダー(飛行記録装置)などが回収されており、当局が事故原因の解明を急いでいる。

 当局は4日深夜、機体が突っ込んだ基隆河から主要部分を引き揚げ、機内や周辺の川底を捜索した。機首部分は大破しており、正副機長の死亡が確認された。乗客らの負傷者は15人で、このほか墜落直前に巻き込まれたタクシーの運転手ら2人も負傷している。

 一方、交通部(国土交通省に相当)民用航空局は4日夜、復興航空を含む航空2社に対し、同型機全22機について、安全検査を通過するまで、飛行を中止するよう命じた。

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