食用油に飼料用油の混入が発覚 台湾衛生当局が回収指示、涙の謝罪会見

食用油騒動再燃 問題企業元トップが涙の謝罪会見/台湾

食品会社の正義(高雄市)が販売する複数の食用油に飼料用油が混入していたことが明らかになった問題で、同社の魏應充前董事長(会長)が11日、記者会見を開き、涙ながらに謝罪した。

魏氏は社会や社員、株主らに対して陳謝したほか、問題が発覚した工場を即日閉鎖すると発表した。

今回の事件を受けて市民の間で不買運動が広がっており、11日までに10以上の県・市が、正義を傘下に収める大手企業グループ、頂新国際集団の商品を買わないよう呼びかけた。

台湾では今年9月にも南部の食品会社が廃油などを混入した食用油を販売・流通させていたことが発覚しており、食の安全に対する信頼が大きく揺らいでいる。

食用油に飼料用油の混入が発覚 衛生当局が回収指示/台湾

食品会社の正義(高雄市)が販売する複数種類の食用油に飼料用油が混入していたことが8日、明らかになった。衛生福利部食品薬物管理署(食薬署)では、販売店などに対して当該商品の回収を指示している。

台南地方法院検察署の調べによると、正義の取引先企業は2012年と今年2月~5月、合計約1800トンの飼料用油を仕入れ、その一部を食用ラードと偽って正義に販売していたという。問題となった食用油の生産量、生産期間などについては高雄市や台南市の衛生機関が確認を行っている。

検察は8日午前、取引先企業を経営していた男の身柄を拘束した。男は2004年まで正義に勤務していたという。一方、正義側は事件との直接的な関与を否定している。

台湾では今年9月にも南部の食品会社が廃油などを混入した食用油を販売・流通させていたことが発覚しており、社会問題になっていた。

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏