<御嶽山噴火>捜索再開 山頂付近で心肺停止の3人発見

<御嶽山噴火>捜索再開 山頂付近で心肺停止の3人発見

47人が死亡し少なくとも16人が安否不明となっている御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、警察や消防、自衛隊は4日朝、捜索活動を再開、山頂付近で3人を心肺停止状態で発見した。台風18号の接近で現場付近は5日昼過ぎ、大雨になる恐れがあり、捜索が急がれている。戦後最悪の火山災害が9月27日に発生してから1週間の4日、ふもとの長野県木曽町では噴火時刻の午前11時52分に町民らが黙とうした。

捜索は2日から悪天候のため中断されていた。4日に投入された捜索隊は、長野側の王滝登山口などから入った地上部隊と、ヘリコプターで山頂付近に降り立った計931人態勢。岐阜県警の12人も加わっている。これまでに犠牲者の多くが見つかったエリアを重点に、範囲を広げて捜索。火山灰の中を捜すため、金属探知機や地雷探知機を使っている。しかし、登山道に積もった火山灰が前日の雨でぬかるみ、地上部隊が頂上付近に到着するまで予想以上に時間がかかった。

 王滝村役場に詰める陸上自衛隊広報室の山崎潤2等陸佐は4日午前、「地上部隊は8合目を過ぎたあたりから、灰が水分を含んで足首が埋まるほどぬかるみ、片足ずつ持ち上げながら進んでいる」と現場の状況を説明した。山頂付近では転倒する隊員もいたという。

 当初は可能な限り多くの部隊を速やかにヘリで山頂に運ぶ予定だった。だが、山頂付近のヘリポートとなっている一ノ池は水たまり状態になっており、二ノ池もぬかるんでいるという。最大約50人を運べる自衛隊の大型ヘリ(CH47)の使用は断念し、約10人ずつを運ぶ中型ヘリ(UH60)2機を使った。一部の隊員は地上部隊に回った。

 気象庁によると、台風18号の接近に伴い、御嶽山付近は5日昼過ぎから大雨となる。台風は6日朝から昼前に最接近する見込みだ。火山灰が積もった場所では雨で土石流が発生する恐れがある。

心肺停止の3人発見=発生1週間、不明者捜索急ぐ―天候回復、活動再開・御嶽山噴火

長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)の噴火で、警察や消防、自衛隊は4日、行方不明者16人の捜索活動を再開し、心肺停止状態の3人を発見した。捜索は2日から降り続いた雨で中断を余儀なくされていたが、天候が回復し、二次災害の危険性はないと判断した。噴火発生から1週間となる4日正午前には、麓にある長野県木曽町の全町民が犠牲者への黙とうをささげた。
 捜索は約930人態勢で実施。これまでは登山道や山小屋周辺での目視による確認が中心だったが、登山道から離れた場所にも範囲を広げる。
 自衛隊は時計や携帯電話などの金属製品を検知する地雷探知機を導入し、ヘリで山頂付近に運んで活用する。長野県警なども、山岳遭難で使用する金属探知機などを使い、火山灰に埋まった人がいないか調べる。
 山頂付近は前夜まで降り続いた雨の影響で火山灰が泥状になっているため、ヘリの着陸地点を変更。このため、予定されていた大型ヘリから中型機に切り替えた。
 長野県によると、同行者や家族の話などから、不明の16人は噴火時に山中にいたことが確実とみられるが、この他にも取り残されている人がいる可能性があるという。
 長野地方気象台によると、麓の同県王滝村周辺では、4日日中は晴れて夜からは曇りの予報。5日は台風18号の影響で、明け方以降は場所によって雨が降る見通し。

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