スカイマーク、違約金200億円で大筋合意 エアバスと

スカイマーク、違約金200億円で大筋合意 エアバスと

世界最大の旅客機「A380」の購入契約をめぐり、国内航空3位のスカイマークが製造元のエアバスから違約金を求められていた問題で、両社が違約金を200億円規模にすることで大筋で合意した。10月中の最終合意をめざす。スカイマークは倒産や身売りといった事態はまぬがれるが、年間売上高の4分の1の資金を失うダメージは大きい。

関係者によると、9月末に西久保慎一社長が渡仏して、エアバス幹部と協議した。エアバスは当初700億円規模の違約金を求める構えだったが、「スカイマークの経営に影響を与えない金額にする」として、前払い金としてすでに受け取った約230億円の範囲に収める考えを示したという。造りかけの2機はエアバスが他の航空会社に売る見通しがたち、態度を軟化させた。

 違約金の額は200億~230億円を軸に最終調整している。スカイマークは2014年9月中間決算で特別損失を計上する方針。違約金を支払うため新たにお金を調達する必要はなくなり、当面は経営を続けられる見通しだ。

スカイマーク、成田撤退を正式発表 札幌便など廃止

国内航空3位のスカイマークは14日、成田空港を発着する路線から撤退すると正式に発表した。10月26日のダイヤ改定に合わせて成田と札幌、米子(鳥取県)、那覇を結ぶ3路線を廃止する。茨城と中部を結ぶ路線も同時に休止する。

 残りの路線については大部分で普通運賃を値上げする。値上げ幅は最大69%。不採算路線からの撤退と運賃の値上げで、経営の早期立て直しを図る。

 成田発着の3路線は1日2往復ずつ運航しているが、同じ成田を本拠とする格安航空会社(LCC)との競争などで利用が伸びず、年間搭乗率は49・7%にとどまっていた。

 運賃はもともと季節によって変動させているが、今回はほぼ全路線で前期と比べて値上げする。例えば、羽田と福岡を結ぶ路線は約5千円上げて2万7千円とする。

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