台湾食品大手、廃油利用食品が流通 回収・業者摘発を指示
台湾の複数の食品大手が肉まんやギョーザなどの食品製造に幅広く利用していた油が、廃油から違法につくられ人体に有害なものだった疑いが強まり、行政院(内閣)は5日、関連商品の回収と業者摘発を指示した。
油は南部の業者が闇工場で製造したとみられ、「味全」や「奇美」など大手を含む230以上のメーカーが食品製造に使った疑いがある。台湾メディアは、今年に入り闇工場で800トン近くの油がつくられ、多くが市場に出回ったとしている。行政院当局は、海外への輸出がなかったか調べるよう関係部局に命じた。
台湾では昨年も、食用油を含む幅広い食材に工業用原料が使われていたことが相次ぎ判明。検察は味全幹部に対する詐欺容疑などの捜査を今も続けている。
廃油から食用油=密造工場・販売会社摘発―台湾
台湾の警察当局は5日までに、南部の屏東県で飲食店などから回収した廃油を再利用した粗悪油の密造工場とこの油を購入していた食用油製造会社「強冠」を摘発した。
強冠は日本企業が出資する会社で、正規品と混ぜて業務用として台湾全土で販売していた疑いが持たれている。
「地溝油」含む食用油 食品大手など200社以上が購入/台湾
廃油などから製造された、いわゆる「地溝油」を含む食用油が流通していたことが4日、明るみに出たことを受け、江宜樺行政院長(首相)は同日、公衆衛生などを主管する衛生福利部に徹底調査を指示した。
刑事警察局(刑事局)によると、高雄や屏東などに10カ所以上の工場を持つ業者が、1年以上にわたって廃油などから製造した油を食用油や飼料として販売していたという。
食品薬物管理署は、食品会社の強冠がこの「地溝油」を購入し、ラードと混ぜて食用油として販売・流通させていたと指摘。すでに少なくとも782トンが取り引きされ、食品大手の味全、台湾糖業、盛香珍食品など200社を超える企業が購入しているという。
味全は昨年にも違法添加物を含む食用油を販売し、問題になっていた。同社は既存の検査体制に加えて、1億台湾元(約3億5000万円)を投じて新たな検査施設をつくり、安全性を確保するとしている。
専門家は精製されていない廃油で作られた食品や、調理時に排出される酸化物は健康を害する危険性があると指摘している。
台湾では近年、食品の安全性をめぐる問題が相次いで発覚しており、政府の対応に注目が集まっている。
だから、馬鹿台湾は腹黒い中国と統一すべきだ!
ところが、「日本企業が出資する会社」って本当?