池上彰さん4日朝刊にコラム掲載へ 朝日新聞が方針転換

<池上彰さん>4日朝刊にコラム掲載へ 朝日新聞が方針転換

朝日新聞がジャーナリストの池上彰さんの連載コラム「新聞ななめ読み」の掲載を断り、池上さんが連載打ち切りを申し入れた問題で、朝日新聞が一転して4日朝刊にコラムを掲載することが分かった。池上さんは取材に対し「朝日側から、『おことわり』と私のコメントを付けて掲載すると連絡があり、今回は受け入れた」と話した。次回以降の執筆については「全くの白紙」としている。

 池上さんのコラムは月1回掲載。池上さんによると、今回は朝日新聞の従軍慰安婦報道検証記事について「謝罪すべきだ」と論じ、8月29日朝刊に掲載予定だったが、前日に朝日から「今回は掲載できない」と連絡があった。池上さんはその場で連載中止を申し入れたという。しかしこの問題が表面化したのを受け、朝日新聞から3日、一転して「掲載したい」と連絡があり、池上さんも承諾したという。

 朝日新聞広報部は掲載予定である事実は認めたが、その経緯については「これ以上、お話しできない」とコメントした。

 ◇朝日記者が社の対応批判 実名ツイートで

 今回のコラム掲載拒否の問題をめぐっては、短文投稿サイト・ツイッターに朝日新聞記者による実名ツイートが複数投稿され、同社の対応を批判する声が相次いだ。

 朝日新聞社は、社が公式に認証している実名記者アカウントを、同社のウェブサイトで紹介している(http://www.asahi.com/sns/reporter/)。記者のツイートによると、掲載拒否問題が各紙で報じられた後、「従軍慰安婦問題は知識皆無なので言及しなかったのですが、自社の対応がこの報道通りとすれば、心挫(くじ)けかける。池上さんはじめ、読者や様々な方に、所属記者として心底申し訳ない思いです」(デジタル編集部記者)などと批判があがった。同記者のツイートは520回転載され(3日午後7時現在)、反響を呼んだ。

 同種の発言は相次ぎ、他の記者も「報道の通りとすれば池上彰さんの原稿を掲載できないと判断した人はぜひ、紙面の信用が何に起因するのか、考えてほしい。恥ずかしく、悲しい」「夕方、このニュースを聞いて、はらわたが煮えくりかえる思いでした。極めて残念です」などと書き込んだ。発言は朝日新聞社のサイト上でも見ることができる。

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