世界初の8TB HDDをSeagateが出荷開始
Seagateは世界で初めて容量8TBのHDDを特定の顧客に向けて出荷し始めたと発表しました。この8TBのHDDは3.5インチサイズでS-ATA3.0(6Gbps)に対応していますが型番やその他スペックなどの詳細については明らかにされていません。
SeagateのHDD部門上級副社長のジョン・リドニング氏は「Seagateの8TB HDDによってデータセンターなどで増え続けるデータ容量アップへの要求に対応できるでしょう」と述べています。なお、今回、特定顧客向けの出荷がスタートされた8TB HDDは2014年第4四半期(10月から12月)に消費者向けに広く販売されると見られています。
1ドライブあたりの最大容量アップは、HDDの容量単価を引き下げるだけでなく電力消費量を削減できるためデータセンターなどではランニングコストの低下も見込めます。
6TBから順調に8TBへとステップアップしたHDDの最大容量ですが、Seagateは今会計年度中に10TBのHDDをリリースする方針です。
Seagate、世界初となる8TBの3.5インチHDD
米Seagate Technologyは26日(米国時間)、8TBの容量を持つ3.5インチHDDの出荷を開始したことを発表した。現在特定の顧客へ出荷しており、次の四半期に出荷先を拡大する。
3.5インチHDDとしてこれまで最大容量だった6TBは、Seagateのほか、HGST、WDからも発売されているが、8TB製品は今回が初の製品化となる。
詳しい仕様は、標準的な3.5インチサイズで、SATA 6Gbpsに対応すること以外は明らかにされていないが、従来のSeagateのラインナップでは4月に発表された「Enterprise Capacity 3.5 HDD v4」の6TBが最大容量となっており、今回のモデルもEnterprise Capacityシリーズにラインナップされていると見られる。