米副大統領、マレーシア機「事故でなく撃墜」
バイデン米副大統領は17日、ウクライナ東部で墜落したマレーシア航空の旅客機ボーイング777が「事故ではなく撃墜されたとみられる」と語った。米主要メディアは、米情報当局が地対空ミサイルで撃墜されたことを確認したと報じた。ウクライナのポロシェンコ大統領は「テロ行為」と述べ、親ロシア派武装組織による攻撃との見方を強く示唆した。
マレーシア航空幹部は乗客280人のうち判明した233人の国籍を発表、日本人は含まれていない。15人とされる乗員は全員マレーシア人。国連外交筋は、国連安全保障理事会が18日にも緊急協議を開く方針を明らかにした。
ウクライナ大統領府は、ウクライナ軍の輸送機AN26、戦闘機スホイ25がロシア領からの攻撃で撃墜された事態に次ぐ「3回目の悲劇」と指摘。マレーシア航空機が墜落した空域で、ウクライナ軍機が攻撃をした事実はないと明言した。大統領は内閣に事故調査委員会の設置を命じた。
国連の潘基文事務総長は記者団に「完全かつ透明性のある国際的な調査が必要だ」と述べ、真相解明に積極的に関与する考えを示した。
米大統領、真相究明へ支援=「恐ろしい悲劇」―マレーシア機墜落
オバマ米大統領は17日、遊説先のデラウェア州ウィルミントンで、ウクライナでのマレーシア航空機墜落に言及し、「恐ろしい悲劇のようだ」と述べ、真相究明へ米国が支援する用意を示した。
バイデン副大統領はウクライナのポロシェンコ大統領に電話で支援を申し出て、大統領は受け入れた。
オバマ大統領もポロシェンコ氏に電話で、米国の専門家が直ちに可能な限り支援すると確約。両首脳は、国際調査団の検証が終わるまで、墜落現場の物証はウクライナ領内で保全されるべきだとの立場で一致した。オバマ大統領はマレーシアのナジブ首相にも電話で弔意を伝えた。
