社会問題になりつつある「アカウント乗っ取り」
特徴は「不自然な日本語」
6月半ばから被害報告が多発し、社会問題になりつつある無料通話・メッセージングアプリのアカウント乗っ取り被害。7月8日現時点で運営会社が確認している被害件数は303件。これは同社に寄せられた「アカウントが乗っ取られた」という相談の内、実際に乗っ取られていることが運営側で確認できている件数に過ぎず、“氷山の一角”と見られる。
セキュリティーの分野に造詣が深いITジャーナリストの三上洋氏は、「私の知人だけでも、乗っ取られたという被害が複数あります。またSNSでも『乗っ取られた』との被害が散見されます。
このことから、被害がかなり広い範囲に及んでいることが予想できます。発覚していないケースも含めると、被害者は数千、数万単位になるかもしれません。不正ログイン事件としては、今までに類を見ない規模だと思います」と一連の乗っ取り被害の規模の大きさを分析している。
手口は前回伝えた通り、乗っ取ったアカウントを装い、“友だち”に「忙しいですか?手伝ってもらってもいいですか?」「近くのコンビニエンスストアでプリペイドカードを買うのを手伝ってもらえますか?」などと送りつけるというもの。
犯人が、“友だち”に要求するのは、既報の通りショッピングサイトのギフトカードなどプリペイド式のウェブマネーだ。「買ったらすぐに番号の写真を送ってください」など、プリペイド番号を写真を送らせる手口が報告されており、滋賀県では男女2人の合計で22万円もの被害が出たとの報道発表もある。
いずれも人気サービスのプリペイド番号なので、オークションなどでの換金も容易い。金銭目的の犯行との見方が有力だが、三上氏は「これだけ大規模になってくると、すべて換金しているとも考えにくくなってきます。金銭目的は金銭目的でも、犯行グループの母体がショッピングサイトなどを運営していて、決算の偽装などに利用されているといったケースも考えられるでしょう」と語る。
犯行グループの全容は依然として不明だが、日本語のネイティブスピーカーなら気付ける「不自然な日本語」や、「ユンビニ」「コソビニ」など、通常間違いようのない“かな”の取り違えなど、被害報告に共通する点が明らかになっている。また、「中国語では自然な会話が成立した」との報告もあるという。これらの特徴から、中国語が使える人物らによるものとの見方が今のところ有力だ。
奴らがやっぱり腹黒い中国人だ!![]()
