IPv4 アドレスの世界在庫が完全枯渇 !
『インターネットアドレスの管理は、グローバル情報社会を運用面から支える大変大切な役割 です。今回のような歴史的な局面を通じて、グローバル情報社会の運用と管理が関係者の連携 で行われていることが確認され、未来に向かってより安定した体制を作っていくことは国際社 会の責任です。我が国も産官学が協調しこの責任を積極的に担ってきました。今回のアドレス 割り振りのインパクトは、次世代インターネットプロトコルである IPv6 の発展に世界中の期 待が集まる点にあります。IPv6 の歴史的な役割は我が国が担ってきました。今回をきっかけと して我が国のグローバル情報社会への貢献が大きく推進することを期待します。』
IPv4 アドレス枯渇に対する IPv6 普及・高度化推進協議会よりの声明
2011 年 2 月 3 日、IANA (Internet Assigned Numbers Authority- www.iana.org )は、IPv4(IP version 4)のア ドレス中央在庫が、完全に枯渇したことを伝えました。現在のスピードで、IPv4 アドレスの割り当てが続くと、 各地域で IANA が払い出した IPv4 アドレスを再配布する地域レジストリ(RIR; Regional Internet Registries)の うち、アジア、欧州、北米においては、2011 年 7 月 1 日には、その在庫が枯渇することが予想されています。
インターネットアドレスの管理は、グローバル情報社会を運用面から支える大変大切な役割です。今回のよう な歴史的な局面を通じて、グローバル社会の運用と管理が関係者の連携で行われていることが確認され、未来に 向かってより安定した体制を作っていくことは国際社会の責任です。我が国も産官学が協調しこの責任を積極的 に担ってきました。今回のアドレス割り振りのインパクトは、次世代インターネットプロトコルである IPv6 の発 展に世界中が期待している点です。IPv6 の歴史的な役割は我が国が担ってきました。今回をきっかけとして我が 国のグローバル社会への貢献が大きく推進することを期待します。
IPv4 アドレスの枯渇は、インターネットの新しい時代の登場を象徴する出来事として後世に認識されるでしょ う。インターネットがいよいよ全産業を支える社会・産業基盤へと新しい進化を遂げようとしています。 クラウ ドコンピューティング、スマートグリッド、スマートコミュニティー、すべては、IPv6 を用いて創造され、さら なる社会の発展を可能にする基本インフラとなるでしょう。
節目となるセレモニーが節分の日に行われ、立春の日、IPv4 アドレスの中央在庫がいよいよ枯渇しました。 現 在のインターネットに障害をあたえることなく、IPv6 の導入を進める最低限の準備は、IPv4 アドレス枯渇対応タ スクフォースをはじめとした関係各位のご貢献とご努力によりほぼ完了しています。今日の IPv4 の中央在庫の枯 渇により、その役割はますます重要かつ緊急なものとなりました。IPv4 を用いた現在のインターネットがただち に停止することはありませんが、今後の持続的な成長への大きな障害となることが顕在化することになりました。 このようなことがないように、今後のインターネットと、インターネットを用いて展開される社会が持続的な成 長を担うための次世代の通信規約として IPv6 は設計・開発されました。
しかし、本格的で具体的な対応は、決して短時間で完了できることではありません。 我々の日々の生活にお いて、インターネットやインターネットを用いたサービスの障害や停止、新しいユーザのインターネットへの参 加への制限は、世界経済の維持と発展にとって致命的な障害となります。すべての ICT システムへの IPv6 の導入 は、すべてのインターネット関連産業と全産業にとって、決定的に重要なこととなります。 IPv6 の導入は、現在 のシステムの安定性とシステムとサービスの拡張にとって、非常に重要な課題となります。これは、インターネ ットサービスプロバイダだけの問題ではなく、オフィス、自宅そして、インターネット技術を用いたスマートフ ォンに代表されるデジタルモバイル機器などで問題となることが既に認識されています。 エンジニアへのトレー ニング、管理・運用手法の確立、サポート業務・体制の確立、課金システム、セキュリティー機能、アプリケー ション開発など、すべての領域において IPv6 への対応準備を進めなければなりません。
特に、新興国における急速なインターネットインフラの構築・普及とインターネットを用いた近代化の推進、 また、今後の新しいインターネットの展開は全産業に広がり、それは IPv6 をベースにしたものになることが本日 確実なものになったと言えるでしょう。
