台湾有情「倍返し」加倍奉還「百倍返し」百倍奉還、100倍返しだ!…誰に?

台湾有情 100倍返しだ!…誰に?

日本の流行に敏感な台湾では、今月、地元のケーブルテレビの日本番組専門チャンネルがドラマ「半沢直樹」を放送する前から、「倍返し」(加倍奉還)「百倍返し」(百倍奉還)が日常会話で飛び交っていた。

 28日付地元各紙に載った意見広告には「サービス貿易協定発効で(中台の)平和のボーナスも百倍返しだ」(服貿過関 和平紅利 百倍奉還)とあった。

 6月に上海で調印された電子商取引や医療など中台相互の市場を開放する「海峡両岸サービス貿易協定」の早期発効を促す内容だ。広告主は中国で事業を展開する台湾人ビジネスマン(台商)の代表者ら。台商は約100万人いるとされる。

 確かに開放項目数は中国側が80、台湾側が64で台湾に有利な取り決めだが最大野党・民主進歩党などは「中国資本が押し寄せ台湾の弱小産業には打撃」「事前協議を経ていない密室協定」と反発。議会での審議は進んでいない。

 実は推進する与党・中国国民党の幹部の中にも、懸念を漏らす人はいる。

 「将来の台湾統一を見すえた大陸(中国)側のまき餌だから台湾側に有利なのは事実。だが毒を盛られて動けなくなるのは困る」

 「百倍返しのボーナス」は最終的に中台いずれを利するのか。台湾での議論、与野党の攻防は続きそうだ。

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