台湾総統府前で10万人デモ、徴兵男性虐待死に反発

台湾総統府前で10万人デモ、徴兵男性虐待死に反発

台湾の徴兵男性が7月に上官らによる虐待を受けて死亡した事件に反発する市民らが3日、台北の台湾総統府前で座り込みのデモを実施した。警察当局によると10万人以上が参加。多くが男性への弔意を示す白いシャツを着用し「真相を明らかにしろ」などと政府に要求した。

事件をめぐっては、当時の国防部長(国防相)が引責辞任し、軍の検察機関が上官ら18人を虐待死などの罪で起訴したが、身内をかばっているとの不満が市民に根強い。

男性は7月4日に熱中症で死亡。直前に約1週間、懲罰室に入れられていた。会合で部隊の管理体制を批判し、上官らの恨みを買ったとみられている。(共同)

台湾の陸軍基地で7月上旬、兵役中の若者が虐待とも言えるしごきを受け、死亡した事件の抗議集会が3日夜、台北の総統府前で行われ、当局によると10万人以上が集まった。主催者側は20万人以上としている。共同通信が伝えた。

NHKによると、この事件は、陸軍の兵役についていた23歳の男性が、禁止されているカメラつきの携帯電話を持っていたとして処罰のため監禁施設に送られ、今月4日に死亡したもの。

軍は、男性の死因は熱中症で炎天下で行き過ぎた訓練を実施し、水もほとんど飲ませないなど、虐待とみなされる行為があったことを認め、関係者37人を処分し、事態の収拾を図ろうとした。

しかし、その後、監禁施設の監視カメラの映像の一部が消去されていた可能性が指摘されるなど、軍がこの事件の隠蔽を図っていた疑いがあることが明らかとなった。

時事通信によると、政府への抗議活動にこれだけの人数が集まるのは異例。事件を受け、馬英九政権は国防部長(国防相)を交代させたが、台湾社会の政権に対する不信感がなお根強いことが改めて示された格好だ。

集会には若者の姿が目立ち、「(事件の)真相が知りたい」などと馬政権に訴えた。集会を受け、江宜樺行政院長(首相)は同日夜に記者会見を開き、過去に軍部で発生した兵士死亡事件の真相を究明する委員会を政府内に設けることなどを約束。火消しに躍起となっている。

台湾軍で虐待 軍再編に影響か

台湾で、兵役に就いていた男性が虐待とみなされる行き過ぎた訓練を受けて死亡し、この事件の隠蔽を図った疑いが出ている軍に対して批判が高まっており、徴兵制から志願制への移行を目指している軍の再編成計画にも影響を及ぼしそうです。

この事件は、陸軍の兵役についていた23歳の男性が、禁止されているカメラつきの携帯電話を持っていたとして処罰のため監禁施設に送られ、今月4日に死亡したものです。
軍は、男性の死因は熱中症で炎天下で行き過ぎた訓練を実施し、水もほとんど飲ませないなど、虐待とみなされる行為があったことを認め、関係者37人を処分し、事態の収拾を図ろうとしました。
しかし、その後、監禁施設の監視カメラの映像の一部が消去されていた可能性が指摘されるなど軍がこの事件の隠蔽を図っていた疑いがあることが明らかとなりました。
台湾当局は、急速な軍備増強を進める中国軍に対抗するため、再来年から徴兵制を廃止し全面的な志願制に移行して精鋭部隊による軍の再編成を進める計画です。
しかし、今回の不祥事で住民の間では批判が高まっていて、国防部長が事実上の引責辞任を余儀なくされるなど軍のイメージダウンは避けられず、軍による再編成計画にも影響を及ぼしそうです。

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